最初の訪問はシャトーラグランジュ。‘８３より日本のサントリーさんが所有するこの城は、近年３級以上の評価を。メドックのエリア最大の畑を所有するこちらでは、スティラージュと言う樽からのオリ引きを、実際に初めて見させていただきました。
次はシャトーボーモン。こちらもサンジュリアン村の実力シャトー。格付けはブルジョワクラスなものの、コストパフォーマンス溢れるこのシャトーは、私もオンリストしております。予想通り完全に機械化されたこの造り手は、合理的な良さを見せつけておりました。
最後は、シャトーベイシュヴェル。４級格付けのこのシャトーは、こちらもサントリーさんが関係しており、エチケットに描かれる船が帆を降ろすデザインに、納得できる美しい城とそこから眺めるジロンド河は、いつまでもゆっくりとした時が流れておりました。この日は、昨日までの私共のつたない英語での対応ではなく、パリ在住の私の友人の高橋さんが昨晩より合流し、フランス語の通訳をしていただけました。さっそうとしゃべられるフランス語に、憧れを感じたのは私だけでしょうか・・・。
この晩は、ボルドーのジャン ラメと言うレストランにて
・レザムル ド ラグランジュ‘９８
・クロ フロリデーヌ‘０２
・シャトーベルフォンベルシエ‘９３
の３本を空け、この晩も私は生ガキを食し、鳩のロースト レバー詰めをたいらげ、シガーをすう余力はなく、ホテルのベットへと直行しておりました。
Sommelier R.Imamura
