Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Noon

本日のお昼間は、次男の懸案の治療と合わせてインフルエンザの予防接種に。
わざわざ病院にお伺いするので、この機会に早目ではありますが。本当かどうかは解りませんが、エボラにも効果があるのかもしれないのであれば早い方が色々と。
そして夕方には、ご依頼のマグナム・シャンパーニュで問題が発生だな。お伺いする口ぶりでは、手に入るのかな?とも思っておりましたが、やはり難しかったので先方には申し訳なかったのですが やはりもっともっと 慎重にお伝えすべきだったかな?ですが、結果的には手持ちのマグナム・シャンパーニュのお宝が効果を発揮することになり また またまたゲストのワインラヴァーの希少なコレクションをお借りすることにもなりそうです・・・・。何と言うタイミング・・・・と言うのも本音ですが。
で昨夜の シラーズのご指定は
・Eclipse’06 Noon Winery South Australia

前半はダイレクトメールの宛名刷りに追われる状況でしたが、そんなデスクワークが出来てしまうのも問題かと・・・・。
後半に掛けて、久々のドクターは何時もながら両手に華も持ちきれないほどの。何時でしたら、女性陣がおられる場合はブルゴーニュの流れが多いのですが今宵は”シラーズ”とのことでしたので 僕自身も思いますが 個人的には顧客の思惑を理解すべきなのでしょう。ただただ、今宵はそんな思惑には答えてあげれていなかったかもしません シラーズにも色々な銘柄があり グランジヒル・オブ・グレースには至らないもののこのヌーンのエクリプスもまた 洗練された味わいにも匹敵する銘柄のひとつだから。
’06のエクリプスは、勿論濃密な味わいが持ち味なのですが アルコール度は15.5%と中々のパワフルなアルコール感がもたらされており。ですが、その酒質は 力だけで迫る他のシラーズとは 世界観がことなるところもまた オーストラリアの銘醸ワインの限られたもので。
大量に含まれる澱の量にも悩まされますが、これもまたワインの格されたエキス分の賜物かと。

      Sommelier R.Imamura