Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’88

本日のお昼間は完全にオフのような感じでゆっくりと過ごしましたが、秋ですねテレビを見ながらもお昼寝してしまいました。興味深いヴィンテージカーのレストアを施してオークションで売ると言う番組でしかもジャガーのEタイプとは!それでもアメリカではその手の車も比較的まだまだお買得価格だったような印象も。でも寝てしまった・・・・・。
で昨夜の’88は
・Mercurey Les Mauvarennes’88 Faiveley

昨年末にもオファーがあったのですが、結局は使い勝手の良い玉になったシャトー・ラトゥールの’88。結局、10本ほどいただいたのですがほぼ使い切る値ごろ感のある還元価格にもなったような。そして今回も同じく’88なのですが、今度はシャトー・マルゴーを。昨年もお手持ちのお話はあったのですが、僕も大分値切らせていただいたので売り渋られたのも事実かと。ただ、僕も同様ですが資金繰りに苦しむお酒屋さんも有られるかと。現金で捌きたい思いは理解出来ますので、今回もいただくつもりですが何本いただくかが問題です!
そして深夜にお越しの久々のムッシュ、やはり最近は深夜0:00までには帰宅されることも多いようで祇園町への出没情報は他のゲストからちらほらでしたが。
’88のメルキュレイ、意外にもコルクが半分に折れてしまいましたがこのアペラシオンの限界も見え隠れする1本だったかも。25年ほどの熟成ですが、やや進み気味の香りが広がります。果実の甘味はもちろんまだまだ健在なのですが、全体的な味わいに纏まりと言いますか優雅さには欠けてしまう・・・・。もちろん、それでも上質なブルゴーニュの古酒ではあるのですが。
どうしても先のクロ・ド・タール’73などと比較してしまうと、やはり格と言うのは良く出来てるな。まま、ゲストはもちろん比較されている訳ではなにのですが。そう言った意味でもソムリエは日々そのような銘柄をテイスティングし続けることが大切かと。
     Sommelier R.Imamura