Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’96’91’90’88’86

本日のお昼も懸案の店舗メインワインセラーの具合を確認にトライアンフで。完全に夏日でTシャツでも十分のバイク日和で、店舗に到着するとエンジニアさんが。昨夜の晩から僕の確認では問題もしばし解決のようでしたので一応の確認でしたが、取り敢えず落ち着いております。祇園界隈を担当されている彼とはここ数年のお付き合いですが、休日にばったりプールであったりと意外にご縁もるかもしれないので末永いお付き合いをこう言った方々ともお願いしたいものです。
また、暑くなりますがワインの入荷がひと箱だけ。
シャンパーニュからはテタンジェのコントの熟成の’83にエドシックのジュヴィリーの’75も。熟成したこのクラスのシャンパーニュはやはり稀少で高価なものですが見るからに美味そう!
ブルゴーニュの赤は’89のフェヴレイのモレ・サン・ドニに’83のジャドのヴージョ。ハーフからもトロボーの’90ボーヌ・クロ・ド・ロア。こちらもやはり’80年代のものが中心になってしまっており、市場の枯渇感も否めません。
で昨夜の紫煙上がる晩は
・Corton Languettes’86 Michel Voarick
・Veuve Clicquot Ponsardin Cave Privee’90
・Volnay Santenots’91 Louis Jado
・Gevrey Chambertin Les Combottes’88 Pierre Amiot
・Henriot Brut’96 1500ml
セラーのトラブルに疲れきっておりましたが、中盤までゆっくりと出来またそこから心許せる方々のお越しにワインと紫煙の量は加速していき。
随分とお世話になりましたがマダムは、7月には帰国されるご予定のようでまたまた寂しくなりますが・・・・。
お値打ちなグラン・クリュの熟成のミシェル・ヴォアリック、”薄旨”の表現通りのクラシックなスタイルながらも繊細な余韻が美しく。’86は’80年代中盤でも今が飲み頃かな。
最近はシャンパーニュの抜栓の練習をされているようで。60代も半ばになられながらもそのバイタリティと人生の楽しみかたにリスペクトいたします。中々お上手に泡を抜いて抜栓されました。中々慣れが必要ですからね。まま、この’90はそれ程泡は強くないのでそれもあってかな?滑らかな洗練の泡です。
久々の鰻屋さん、今月もお世話になったこともご報告は受けられているようでこの辺りも持ちつ持たれつであれば。このヴィンテージも個人的には好みの味わいをここ5年来維持しているような。ジャドのサントノ、やはり安定感で愛らしいフランボワーズ。
待ちくたびれ気味でしたが、’88の抜栓で時間も過ぎていき。優良なドメーヌのアミオですが、このコンベットも期待通りの上質な味わいで。ここに至るとプルミエでも特級に限りなく。余韻が優雅な味わいです。
〆は何時もの皆さんで。激論は交わされておりましたが、やや飲み込んだ後だったような。マグナム1ぽんでも十分でしたが、それ以上に今宵の紫煙はロブスト・サイズの濃厚なプレミアム・シガーが6本と・・・・。そう言えば先のムッシュが”何時も葉巻の香りが残ってるな”とおっしゃられたことが思い出され。
               Sommelier R.Imamura