Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極上ながらも認識不足に・・・

本日のお昼間は、ゆっくりでしたが食後に近所の子供姉妹が家の子を呼びに。まま、そのお陰で久々にタイヤが二つの方の愛車に跨る時間が少しだけ。しばしの近所を流すだけの風ですが、昨夜の憂いを晴らすような気分転換を。
で昨夜の極上のワインと問題点は
・Almaviva’98 Baron Philippe & Concha y Toro
・Hermitage’97 L.de Vallouit
・Vosne Romanee Clos des Rea’86 Jean Gros
・Harlan Estate’00
この晩も中盤からお人数的には貸し切りの状態のご予約が。静かな展開だっただけに有難かったのですが、最終的には久々の悩ましい結果にも。
8名様でのドクターの皆さんは今回も学会のようで。その内のお一方だけは以前のご利用も有られ、ご理解はされていたのですが、やはりワインに対しては皆さまの御認識と経験は当然ながら様々で。ただただ、最終的にお支払いを為される方をあらかじめお知らせいただければ僕も少なからずなのでしたが明らかに一番お立場が上位の方と海外からのゲストと最もお若いかたの存在は明確で。後は女性がお一人か。しかもワインの決定は全てお支払いの方ではなく、そしてその方もお薬屋さんでは無く医療法人グループの理事長さんで。
問題はやはり最後の1本のハーランです、当然ながらそこまでの3本とも価格的にはステージが3倍以上で・・・・・。一応、大丈夫ですか?とは軽く声に発しましたがジャン・グロの後でもあり随分ワイン談義も為されていたしな・・・・・。
まま、結果ハーランの価格のゲスト間でのやりとりが大分隔たりがあったようで。しぶしぶ明細内容も確認いただきながらもカードでのお支払いも限度額を越えておられたようで。しかもカードを1枚しかお出しいただけず初めてのお付き合いながらもご請求扱いに。お名刺をいただきながらも微妙な気持ちになりましたが、最上位の方が帰り際に今夜は払っとけよ!とおっしゃられていたシーンも何ともやるせない感じでもありましたが。
高額商品を扱わせていただく機会もありますので、幾分覚悟は出来ておりますがカードが切れないのも・・・・・。
ワイン自体はエルミタージュがやや進み気味の海外のゲストに苦言をいただく展開もありましたが、アルマヴィーヴァは正に前座でジャン・グロの極上の熟れた味わいにハーランは何をか言わん濃厚にしてスムーズなカリフォルニアの特別な1本かと。
愚痴っぽかったかな・・・・・・。

                  Sommelier R.Imamura