Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Jean Louis Chave

本日のお昼は、またまたワインの入荷が。本日は4ケース計38本でしたが、自宅地下まで下ろす作業は腰が少し・・・・・・。
今回の気に成るボトルは、ボルドーからはシャトー・カノンがヴァーティカルで’85’81’79’78と。ブルゴーニュはルソーのルショット’81にフォルジュのラトリシエールはグラスでも対応可能なお買い得なボトルもあり、白でもシャブリの大御所のラヴノーの少し熟成した’93のバトーを。
イタリアは3Lのティニャネロのみで’88です。後は欠品になっていたテタンジェ・コレクションが手に入り’81’86’88とこれもまた喉から手が出るほどの逸品です。
そしてこの1本はターゲットは、定められているのですが如何かな?ヴィンテージ’58は中々見つからない中、シャトー・ピション・ラランドが見つかったので。
まだまだ、自宅地下セラーのスペースは大丈夫・・・・・。
で昨夜のローヌの偉大な1本は
・Hermitage’85 Jean Louis Chave
画像は’96になりましたが、昨夜は偉大なヴィンテージの’85を。必然的にリストにはこの’96が入ってくるのですが、おそらくは飲み頃までにはまだまだ10年以上の時間が必要な気が。
こちらのムッシュがお越しになると、12月も始まったな!そんな気分に切り替えられます。ただただ、昨夜も体調は些か芳しくはないようでしたが。
エルミタージュと言う響きは、個人的にはブルゴーニュのシャンボール・ミュジニのように華やかな印象があり。その中でもローヌではトップの生産者はギガルやシャプティエ、アンリ・ボノーなどやや個性の強い造り手が多いような気がしますがこのシャーヴは何処となく洗練された香りを。
久々にローヌらしいと言うか抜栓直後は野獣と言うよりもやや内臓系の強い香りに圧倒されたような印象に。このところの綺麗に感じられるローヌやレイノーのセクシーなスタイルに慣れていたせいかもしれませんが。
煮詰めたジャムのニュアンスは綺麗に熟成で繊細さまで到達し、余韻の残り香にシラーのティピカルな姿が見え。少しだけでもお肉を食していただければの相性でしたが、体調の為フロマージュだけだったのが幾分残念な昨夜のグラン・ヴァン。

                      Sommelier R.Imamura