Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

台風も・・・・

昨日は台風の襲来に備えて自宅では庭の植木などをいそいそと片づけましたが、結局事なきを得たような。今回の台風でも被害を受けられた方も沢山おられるかと思いますが、京都にも多少はあったようですがやはり京都は神様の土地なのでしょうか?昨夜もそれほど嵐の様子は感じられず。
本日も久々のジム通いをこなし、連休中の暴飲暴食を絞り出せていれば良いのですが。
で昨夜の嵐の晩は
・Marsannay Les Longeroies’96 Bruno Clair
・Chateau Haut Bages Averous’97 Pauillac
・Jordan Sparkling Company’90 1500ml
・Monthelie Hospices de Beaune’87 Charles Vienot
前半から今夜は閑散かな?そんな展開に来月の準備のデスク・ワークに勤しんでおりましたが、中盤に少しづつお問い合わせも兼ねたお電話から飲み友達が。
まま、お相手出来る時間もあり他のゲストとも気が合われたのか静かな時間をゆっくりと。ブリュノ・クレールのマルサネは、本当に開けたてからの変化が非常に大きく感じられ面白味のある1本かと。最初のタイトな酸も徐々に甘みを蓄えていく辺りにマルサネもまた世界基準のレベルにあるアペラシオンになっているのでしょうか。
続いてはランシュ・バージュのセカンドを。グラス・アイテムでもありますが、この辺りから感じられるブルゴーニュボルドーの味わいの違いが厳密には比較は出来ませんが最近はボルドーの方がより飲み頃は近いような・・・・・。酸のバランスが最も重要かもしれませんがほろ苦さにたっぷりの甘みはセカンドのレベルを凌いでおります。
深夜の何時もの皆様は、8名様で。こんな晩には非常に有難くもやはり京都の方は台風にはあまり自粛は無いようで。
ジョーダンのマグナムは’90にて。レギュラー・サイズもございますが、可能であれば1500mlあれば味わいもより上質でゆっくりと楽しめるのでは。華やかなボトルにマグナムの存在感を感じさせられます。
〆はヴィンテージ’87のマダムに。オスピスですが、これも非常に華やかに飲み頃で。若さも指摘されましたが、この辺りにバランス感が。艶やかなブーケに滑らかで円みのある酸がブルゴーニュの愛らしさかと。それにしてもヴィンテージは、可能な限りお揃えしておりますが現時点でも重要な年代にも品薄感が・・・・・。
’76 多数あり ’77 非常に少なく 顧客に取り置きが ’78 高価で手が出難い  ’79 有るにはあるが 今は少ない ’80 少し有り ’81 少し有り ’82 少し有り ’83 多数あり ’84 少なく ’85 潤沢に ’86 やや有り ’87 少し有り ’88 有り ’89 少し有り ’90 そこそこまだ有り
全てもちろんながらブルゴーニュの手持ちです、もちろんボルドーでしたらまた異なりますがどうでしょうか?価格帯的にも¥15,000−¥30,000−帯ではありますが、これ以下は難しく。こんな事を考え続けているので毎月の仕入れが大量になるのです・・・・・。

                 Sommelier R.Imamura