Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

後半は

大分、暖かさも感じられ一気に春めいてくるのでしょうか?確かに昨夜の週末の晩は、そんな動きも感じられえましたが。
で昨夜のブルゴーニュ
・Cabernet Sauvignon Gran Reserva’88 Valle Hermoso
・Marsannay’03 Joseph Roty
・Gevrey Chambertin Les Champeaux’91 Philippe Leclerc
中盤から少しづつ普段からの御常連さんの中に、お初のご利用の方々が珍しく混じり合うことで何となくそんな週末を感じさせられ。
手持ちのこのグラン・レゼルヴァの在庫を、おそらくはこちらのムッシュで全て飲みつくしていただいたのでは?
ラマンチャカベルネ・ソーヴィニヨンは、’88のボルドーとはまた異なる非常に滑らかで柔らかい存在に。うーん、次の機会に何を選ばれてお勧めすべきかが悩ましくも。
”マルサネ?”そんな卑下したお声ではありましたが、この上質な造り手のヴィンテージ’03はアペラシオン・マルサネの概念を打ち消してくれるものかと。やはり、確かに通常は酸高くシャープな最北のブルゴーニュのイメージですが暑く焼けた年の’03に丁寧な作業を感じさせる彼のボトルは余韻のふくよかさと果実の芳醇さが。結局、ボトルを飲み干されるのです。
久々のドクターの皆さん、硬さを主張する骨太のブルゴーニュの代表的なドメーヌですがこの’91のシャンポーは、中々纏まっていたような。
ヴィンテージ’91と言うのが良かったのかな?やや小ぶりに仕上がった作柄ながらも、凝縮した密度の高い果実を感じさせられます。もちろん彼のお得意の新樽のパワーにも負けないポテンシャルの高い葡萄が育てられているのも当然ながら。

               Sommelier R.Imamura