Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

深夜の

ジュラの黄色のワインのヴァン・ジョーヌ、1774年の物がオークションで¥660万で落札されたそうです。非常に稀有な存在のアイテムのような気がしますが、仕込みの段階で酸化を既に促されている白ワインですので味わいに関しても好みが非常にはっきりと分かれるものかと思われます。
エリア的にもジュラ・サヴォワの有る意味マイナーな産地、僕のリストにもお恥ずかしながらもスタイルは近いのですが異なる銘柄でヴァン・ド・パイユが1本だけ。しかもハーフで’94のドメーヌ・ド・ラ・パントのものだけになっております。
個人的にもシャトー・シャロンを数えるほどの興味本位でのテイスティングしかないので、お恥ずかしいですがこの数字が出せる方は本当にこのスタイルのワインが好きなのかな?まあ、数字は関係ない方はおられるか。
で昨夜のワインは
・Echezeaux’97 Rene Engel
・Beaumont des Crayeres Nostalgie’97
・Nytimber Classic Blend Brut’95
激しい雨の晩だったのでしょう、後半まで閑散とした展開でしたが深夜からの本番だったような。
今宵のマダムは、グラン・クリュを。’97は現状如何かな?そんな興味もございましたが、もう希少なボトルになっていくのでしょうか?ルネ・エンジェルは。やや、小ぶりな印象も受けましたが徐々に広がる香りのヴォリュームは特級のその姿かと。ただただ、もう少し待ちたいのは否めないかと。
姫路からの彼は、相変わらず律儀ではありますがチョコレートは時期的にカウンターで物議を。まま、そんな噂も強く否定させていただきます。それにしても何かそぐわない感じのお連れの方々でしたが。
ノスタルジー’97、上出来の熟成感は変わらず。勢いで飲み干すにはもったいなさも。
勢いついでにナイティンバーも。結局このイングランドの上質なスパークリングも残すボトルは’92のものだけになりました。やや、寝静まる状態に感じた’92はもう少しゆっくりと。と思っていましたが安定した’96’95は使いやすく早くも無くなり。シャンパーニュにも劣らない味わいが、十二分に。
無事、帰られたかな?心配でしたが。

             Sommelier R.Imamura