Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

年末の様相も感じられる本日のお昼のジム通いは、冬休みに入る大学生のこ達で随分賑わっておりました。筋トレのエリアと何よりシャワーが8台くらいではあるのですが、瞬間いっぱいに。
それにしても大学生で、お金を払ってジムに通うなんて何か凄く贅沢な感じがしますが?今の学生はお金持ちなのかな。
で昨夜の深夜のスパークリングは
・Cremant de Bourgogne Brut Philippe Colin
・Volnay Santenots’85 Hubert Rougeot
・Jordan Sparkling Wine Company’89
先週末でおよその忘年会等も落ち着きを取り始めた感ですが、今週からは恋人達の週になるのでしょうか?まま、何れにしても今年も残すところ後10日程だな。素晴らしいワインにまだまだ出会えることを期待しながらも。
東京からの男性陣3人組は、ワイン好きながらも何となくお三方の立場関係も明確に見えるようで。
大きな見栄もしがらみも感じさせない様子からお選びになられたワインは、正解かと思われます。リストをしっかりと見つめられ、正直特にお好みのブルゴーニュのページからは今宵のメンバーでは選択肢は非常に限られていたでしょう。
1本目のクレマンは、まあグラスでボランジェを1杯づつ飲むよりもお利口な選択。
そして2本目は、ジャドのモレ・サン・ドニ’99ではあったのですが折角ですので幾つか選択肢を。ただ、個人的には同一の銘柄で’87のつもりでしたが間違えて’85を並べておりました。ほぼ即答の’85に決まり幾分熟成感は希薄な印象ではありますが、数か月前よりは随分落ち着いて華やかさと甘みに凝縮感を整えておりました。
深夜には懐かしいジョーダンのスパークリングを。ソノマの中々上質な作り手の彼らですが、正直今回のような’80年代の熟成したボトルは初めての経験に。
数年前に’97くらいの若いヴィンテージに於いても非常に味わい深く、カリフォルニアのスパークリングにもヴィンテージ記載で少し落ち着かせるとシャンパーニュにも匹敵する品質を感じさせられたのはこのJからだったかもしれません。
コルクも十分に窄んでおり、香りはブリオッシュやナッツ、キノコの印象で正に熟成した素晴らしいシャンパーニュ。黄金色の輝きと滑らかな泡の質感に柔らかい甘みは深夜の楽しみをまた増やしてくれます。 R