Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ヴィンテージ’47

12月らしいと言いますか、昨夜は毎度のあの方が随分酔われてしまい。以前もご自宅までお送りさせていただいた機もございますが、昨夜はそこまではなかったものの店内で危険なこけ方を。整理も出来ていないテーブル席のマグナムボトルの空き瓶x30本に突っ込んでいかれ。
一応、今回は目に見えるお怪我はなさそうでしたが多分今日はお尻が痛かったのではないかな?流石に僕よりも背も10cmは高い方で体重もおそらく、支えさせていただくだけでも中々必死なのです。ちなみにタクシーに乗られるまで油断は出来ません。
で昨夜のワインは
・Chateau Pichon Laland’47 Pauillac
・Barbaresco’93 Gaja
・Aloxe Corton’67 Joseph Drouhin
前半は貸し切りのような状態に何だか乗り切れない気分ではありましたが後半の皆様に毎度ながらも有難さが。
ボルドーの2級の最愛のシャトーのラランド。’47は前世紀のヴィンテージでも特筆なもので。ただ、リストには’91’87’81’78’59と異常なほどのラインナップのラランドに好みが表れてはいましたが’59のプライスの半分以下の提示価格だったのが解さない感じで。セラー内で探しながら思い出したのです、ネゴシアン瓶詰のボトルだったのを。だからのプライスか!と、個人的にはネゴシアン・ボトルはお伝えしてからのオーダーを掲げております。まま、今回はお許しも。
コルクは残念ながらのボロボロはリコルクの為されていない証拠でもあり流石の’47は色調も未だに濃くやや鉄のニュアンスを感じさせるものの正にノスタルジーの1本で。
切り替えてのガヤのバルバレスコ、先日彼らを訪問されたようで羨ましい限りですがアンジェロには会えたのだろうか?
まだまだ、硬さが全面ながらもそのスタイルのスミレの香りは共通するもので個人的には懐かしい’93の味わいでしたが。
こけるぐらい酔っていても、こんな素晴らしいボトルを開けられるのです。ドルーアンのアロースの熟成はエスプレッソのアロマを全開に放ちながらも、やはり甘酸っぱい誘惑的な果実の液体に心穏やかに。
無事、帰宅されたことを祈りますがお連れのマダムでは支えきれないだろうしな?MKさんにはお伝えしましたが、ちゃんとしてくれただろうか。

Sommelier R.Imamura