Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

一客一亭?

本日は正確な長男の誕生日、ケーキのリクエストはフルーツいっぱいの生クリーム仕立てでタルトはタブーのものでした。まま、次男も食べれる条件を満たしていたので毎度のことながら伊勢丹さんに。
ちなみに義理のお爺ちゃん達からのプレゼントはジャンカでしたか?あのアナログな積み木崩しのようなものが。早速のエキサイト・タイムではありましたが、人様に差し上げる物選びは本当に大変だな。
で昨夜のヴィンテージは
・Chateau Labegorce Zede’83 Margaux
・Clos de Vougeot’75 Juviniere
・Beaune Hospices de Beaune Cuvee Dames Hospitalieres’67 Nicolas
確かに宿命の対決かもしれない、また何とか勝って欲しい!そんな昨夜の韓国とのサッカーのスコア・レス・ドローもフル・タイム完全にワンセグで見れてしまったのは言うまでもなく。
後半に何時ものムッシュのお越しに、ようこそようこその飲み友達状態で。
久々にボルドーも如何かな?お連れの方々がおられると確実にブルゴーニュ一辺倒ですので。単体で飲むと流石に熟成したマルゴーのブルジョアながらもしなやかでありながらもほろ苦いビターな装い。これはこれで。
ただ、腐っても鯛ではないですが難しいヴィンテージのマイナーなドメーヌながらもグラン・クリュはやはり別格で。儚げではありながらも非常に複雑な熟成香は、オールド・バーガンディ・ファンのツボにはまります。
〆はソムリエ協会の2次試験の苦戦のご報告のお姉さんも合流でしたが、もうひとつ進んだ’60年代へ。下町のワインショップなのかもしれませんが、歴史は長いニコラのオスピスは安心感にも。
段階を経てテイスティングしていくと、やはり解り易いものでポートの香りが支配し始めておりまま村名クラスのポテンシャルのピークがどの辺りなのかは明白で。それでも嗜好品の好みの段階言うものはだんだんと変化していくものでしょうか?
それにしても仕入れても仕入れても、ある価格帯までのブイルゴーニュの赤・白とシャンパーニュのオールドは底をつくもので。着実にストックは増えてはおりますが、ご理解いただける値ごろ感のボトルは確実に消費されていきます。そら、市場からなくなるわな祇園の小さなワインバーでも夜な夜な消えていくのですから。 R