Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

毎度のことですが

本日は次男を遮ってジムに。金曜は可能な限り汗を流して週末に備えたい!そんな行動も裏目に。
帰宅後静かな自宅の玄関に届けられた4ケースの何時もの業者さんからのファインワインに直ぐに地下へと移動させましたが、胸騒ぎからか携帯を。普段はほとんど確認などすることのない携帯電話ですが妻からのメールが。どうやら次男”彩人くん”遊んでいてソファーから落下、下唇から大量出血のようで直ぐ近くの久野病院さんへ。事なきを得ましたが、ややぐずっていたのでしょう。
で昨夜の申し訳なくも極上の1本は
・Chambertin’91 Domaine Leroy
実は昨夜は年に2度くらいでしょうか、顧客のあの方にお誘いいただいて21:00までお食事に。今回は中華でしたが、極上の鱶鰭をいただき。ドロリとしたソースに、なるほどボルドーなのでしょうか?そんな印象でしたがリストにはラフィット’01のみのボルドーでご遠慮を。
ちなみにシャサーニュ’06の白とブルゴーニュ・ルージュ’98を。お料理に合わせるのであればこれはこれで十分かもしれません。美味しかったし、ただまま意味合いの異なる世界感でしょうから。
〆のワインに鼈エキスをブレンドしたポートのようなお酒とパイチュウと言う奴ですかこれが留めに。
やや、21:00を回ってしまいお電話をいただき急ぎ足で。月1は確実にお楽しみいただくムッシュは今宵も特別なマダムのシャンベルタンを。
ただ、中盤以降少し休ませていただきました何時もながら甘えてばかりで本当に申し訳ないです。
蝋キャップの中のコルクはやはり十二分にロングコルクでほぼ完璧な状態。トップノーズは意外にもサンジョベーゼに感じられるアロマが。おそらくこの場だけでしたらブラインドは非常に難しい答えを出すことでしょう。
しばしの休憩のおかげで何とか極上のシガーも供に燻らせ、今宵はお手伝いの私の取り分は少なくなりましたが。また、そのお陰で気がつけばこの’91も近年の彼女が仕込むアロマティックな香水の如き香りを漂わせておりラテンの香りからは開放されて。
幾分、早かったのは事実でしょう。ただ、このマダムのワインも何時まで彼女と言い続けられることでしょうか?一応、後継者は男性のようですし。
実力的には神様以上の神々しさを感じさせられるマダムなだけに。

            Sommelier R.Imamura