Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Ermitage

本日のお昼は、何とも早めの起床が出来ましたが今夜に眠たい影響が出なければ良いですが。
夏日のようなお天気に思わずトライアンフのエンジンをキックし随分遠回りの銀行さんへ。
昼食後の意外な夕立は、空気をリセットしてくれましたが久々の次男の幼稚園への迎えに。オムツ卒業トライ中の彼ですが、本日の幼稚園では一度ももよおすこともなかったようで。ですが、私の出がけに”うんち、しちゃった”の一言でしたが。まだまだ、当分時間はかかりそうです。
で昨夜のワインは
・Ermitage ”De L’Oree” Blanc’00 M.Chaptier
6月も2日ではありますが、未だスタートを感じられずにいるような。全く動きが無いと言う訳ではないので贅沢なお話ではありますが、何せ今月のワインのお支払いも買ったのは私自身ですがやや売り手にもご注意を促させていただきたい!そんな気持ちを闘志に変えて。
正にそんな気分の1本ではありますが流石に世評通りの唸らせる味わいのシャプティエでした。正直、中々高価でその割には理解しがたい造り手のイメージの有るこのドメーヌ。’90年代のお値打ちな銘柄や極端に熟成したオールドなどでしたら興味は強く感じさせられるのですが、評価を明確にしたのは’89からのようで。とは言いながらも’00前後のヴィンテージで急激に価格の上昇も見られ遭えて仕入れの必要性を感じておりませんでした。事実、確実にお困りになられている業者さんの存在も幾つか存じておりますし。で、特値でオファーをいただいた1本。それでも中々の原価においそれとはのエルミタージュの白で。
ちなみにパーカーさんの評価はこの’00は97ポイントと流石に素晴らしいものでした今正に飲み頃のようですが、むこう50年は偉大なワインとして楽しめるそうです。
個人的には、正直やはり後10年は必要な気もいたしますがそれでも中々の売れた質感でトロピカルフルーツの味わいにローヌよりもカリフォルニアとのコメントも頷けます。
こうやってテイスティングの機会が与えられるのが私達ソムリエにとっては何よりも変えがたい資産に。どうしてもローヌと言えばまずラヤス、そしてギガル、ジャブレ、シャーブ、ボーカステル、ボノーくらいで触手は留まってしまいます。ただ、やっぱりそれでもやや割高かな?ごめんなさい。

      Sommelier R.Imamura