Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Screaming Eagle’98

雨の金曜日のお昼は、ジムに行き昼食後は妻は小学校の参観日でしたので次男とまたもやお昼寝を。午前中に起床して運動をして、昼食をお腹いっぱいにいただいて昼寝する。まるで朝稽古をしてちゃんこを、食べてお昼寝をするのと同じ行為かと。力士を目指している訳では、無いのですが・・・。
さて、昨夜の一撃必殺の1本は
・Cabernet Sauvignon’98 Screaming Eagle Napa Valley
中盤に静岡からのお初のお越しのムッシュと、これ見よがしに置かれた空き瓶の自慢大会をさせていただいていたのですが。お一人のカウンターでは、何とも虚しさもございましたが私がと言うよりは今宵はこちらのムッシュが福の神で呼ばれていたのかもしれません。
4月は、都をどりの関係も有り日本中からお越しの顧客がお見受け出来る月でもあります。おそらく最遠方からの北海道のこちらのムッシュは、基本私共ではカリフォルニア・カルトを。私の記憶ではおそらくマーカッシンぐらいではないでしょうか?ほとんど全てのカルト・カベルネに関しては複数回。
今宵は、まあ何れまた!そんなお言葉もございました最高峰を。
年産500ケースの本数は、正にロマネ・コンティですがここに費やされる所有畑は20ヘクタールほどロマネ・コンティの約2ヘクタールとは比較には。実際は斜面最上部の部分からしかこのスクリーミング・イーグルには使われておらず、後は葡萄を売っておられるので概念も異なりますが。
また、この銘柄は’90年代のサクセス・ストーリーのひとつでオークションの花形でしょう。事実、800種を超える私のワインリストでも掲げられている価格は確かワインの王様の赤・白に次いでの高額商品であったかと思われます。
カリフォルニアでありながらこの’98は比較的柔らかくシリアスな面も持ち合わせて仕込まれており、ボルドーの側面も感じられる気がします。
個人的には何時も2番手のハーランと比較してしますのですが、味わいはさておき手が届くことに於いてのみ理解可能なものなのかもしれません。私は幸運ながらこの’98は確か4度目の経験になりましたが。
で、今宵の幸運のムッシュは失礼ながらグラス2杯で。まあ、数千円にて1ボトル数十万のワインをご相伴に。もちろん私が、了承をいただいたのですがワインはその場におられる皆様で楽しむもの。ありがとうございます。R