Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つづき

2本目はデュクリュを。今回は女性社員さんで’75の方がおられたのに’87’75の選択肢は’87に為ってしまいました。お綺麗な方なのに珍しいな?でしたが今宵まだまだ長い夜でしょうし・・・・。
入れ替わりでのお越しのお二人は前回に続いてハーフで五大シャトーを。今回はオー・ブリオンの’92でしたが、以前のマルゴー’93に比べれば随分骨格もしっかりしており、ホッとさせられたのも事実です。贅沢なお話とは思いますが、”今年はワインを極める”そんなお言葉でした。それでのハーフでの最高峰は頷けるところも。ですが五大シャトーの手持ちはそれほどハーフでは・・・・。ぺトリュース、ルパンもございますが。失礼いたしました。
新年初お越しの何時ものムッシュは、今宵もルフレーヴから。後半に傾けるブルゴーニュ白の熟成は流石に心落ち着かされ。滑らかでとろけるような黄金の液体に今年も跪かせていただきたい。
2本目はやはりシャンパーニュ、ちょっとディスカウントしすぎたかもしれない!’85はやはりどの造り手も中々でこちらも英国王室御用達か。
〆は何時ものあのお二人。相変わらずの酔っ払い状態ではございましたが、週末ですしそんなものですかね?こちらもヴィンテージの良さが全面に出たジャドのヴォルネイ。豊満な果実味は余りにも甘い誘惑で、今宵もお二人には酸っぱいところも差し上げたかった。そんな意地悪な気持ちも。
日曜はソムリエの休日と言う感じで。バーさんではありますが、個人的には十分な品揃えに何時も感謝いたします。ただ、仕入先が若干重複しておりますのでこれはこれで致し方なく。
’89のルモワスネ、やや若さが酸に強く。
’00のポンソ、ブルゴーニュは他所では中々難しいのですがそれは普段の皆様のお陰かもしれません。ただ、ポンソは若い段階から楽しんだほうが良い感じの造り手のイメージ通り。
ラフィットは手持ちのものを。久々のボルドーのパーフェクトな味わい。熟成して状態の良いラフィットは正にこのスタイルの最高峰。ハーランとはまた対極ににあるエレガンス。

           Sommelier R.Imamura