Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

白いミュジニー

本日のお昼は、次男の来年からの一年フライングの幼稚園への週2のお遊びの説明会に。10:00からの予定で、そんな時は前夜は比較的遅くなってしまうものです。何とも酔いがまだ残っているような感覚をおしながらの参加を。
それにしても冬場のタートル・ネックは、太ると何とも見苦しい見栄えに。
さて、昨夜の極上の白は
Musigny Blanc’91 Comte Georges de Vogue
・Mumm Grand Cordon’85
・Santenay’76 Bellenum
・Puligny Montrachet’90 Charles Thomas
待てども待てどもの寒さ厳しき晩ながらも終わり良ければ!そんな感じの晩で。
中盤の何時ものムッシュは、こちらもご一緒の芸妓さんを伴われ。お二人とも中々の酔いのまわりは感じられましたが結局はシガーとボトルを。
白好きのマダムに今回は、稀少なヴォギュエのミュジニーの白を。’93を境にブルゴーニュ・ブランに格下げを規す葡萄樹の植え替えが為された彼らの貴重な北側の特別な本。当然ながら市場にもほとんど見かけないこの辺りのヴィンテージ。比較的モンラッシェは、高価なれども見かけは致しますがこれは垂涎の。
北よりだけに美しい酸のバランスは、正に癒し水の如く。正に女性的の代名詞のミュジニーの白版に相応しく。
グラス2杯は、残されたミュジニーに飛びつかれたご常連さんはマムのグラン・コルドン’85から。これも一段と北の産地を表現するだけにまろやかな熟成感がバランスを取ってくれており。甘みもいやらしさの無さが時の流れかと。
新たなニコラ・ポテルのネゴシアンからの’76のサントネイ。ミュジニーの赤をもひれ伏さすポテンシャルの当て馬にも為ってしまいましたが彼のテイスティングの力もこれからのブルゴーニュを。
〆も白で。ピュリニーの’90は、今宵最も軽やかな姿ながらも柑橘系のレモン・カリンの溌剌さの中に熟成した蜂蜜感は愛らしく幾分ホッとさせてくれるお利口な1本。
大き目のシガー2本をいただく昨夜は、流石に疲労感も・・・・・。

            Sommelier R.Imamura