Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

体調

寒い、本格的な冬らしさを迎えてか幾分体調が。ですが何度計りなおしても熱があるような様子は全く。ですので、まあおそらく飲みすぎなのでしょうか?このところシガーの本数も随分と増えておりましたので。
その為、本日のお昼は久々にジム通いをお休みに。まま、年末にかけて無理をすべき時期ではないとも思いまして。
ですが昨夜は思うような動きではなく、いつもながら皆様私の体調を見越してように
・Beaune Hospices de Beaune’76 Cuvee Nicolas Rolin (Nicolas)
連日のようにブルゴーニュの熟成を飲み込ませていただく機会にめ恵まれておりますが、今宵の様相は異なると言いますか・・・・・。
やはり幾ら素晴らしきワインでも飲み手のモチベーションは非常に重要で。贅沢なお話ではありますが、いつものお二人のお相手をさせていただきながらも今宵は伏せながらの体調と言いますか気分の優れない晩で。
当然ながら味わいにも影響が出ており、テイスティング時には健全でありゲストに提供させていただける状態であることがまず際前提の判断基準になりますが。
それでも硬く仕上がったこのヴィンテージ’76の状態はここ数年富みに素晴らしく未だに活き活きとした果実の充実の上に酸とのバランスが非常にとれており前向きに楽しめないな、そんな気持ちの中にも隠しきれない味わいの美しさが。
お酒屋さんのニコラさんに依頼されたこのオスピス、特にオールド・ヴィンテージのこのブルゴーニュに於いては造り手が問われますが個人的にはオスピスのもので、ありがちながらも比較的サイズの大きなネゴシアンやこのニコラのような名の通ったお酒屋さんであればそこそこの安心感を感じながらの抜栓にいたれるものです。
それにしてもこのところは、’70年代の前半のノン・リコルクものに関してもコルクの砕ける状況がお見受けされます。昨夜の’76はほぼ完璧な作業になりましたが、前夜の’73のオスピスとランシュ・バージュ’75は砕きながらの抜栓にもなってしまいましたので。ま、技術の問題だけかもしれませんが・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura