Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Bize

本日のお昼もジム通いを。毎回、スエットのパーカを着込んで自転車をこぐのですが40分の間に下着のTシャツを乗り越えて大量の汗が。毎日のワインがそこで放出されているような気だけでも解消になりますが。
それにしても先月からの厳しき現状に不安は隠しきれませんが昨夜も変わらない状況ではあり
・Savigny les Beaune Aux Vergelesses’01 Simon Bize
久々の名古屋からのムッシュは、今宵はお泊りにはなられませんでしたがお気を使わせてしまいました”五辻さんの昆布”をお土産に。明治35年の創業だそうで、正に一筋の伝統でしょう。ご飯のお供には流石の好相性の品揃えでは。
さて、Bizeと言えばルロワの顔も思い浮かべますが彼も今や押しも押されずと言った感のある造り手かと。
5年ほど前までは特にグラスでの登場が頻繁で、中々上手に仕上げられた比較的酸の要素が強いエリアながらも纏まりがあるサヴィニーを幾つか。
ただ、モンド・ヴィーノなどメディアの露出や奥様の存在、もちろん品質の向上もあって価格の急上昇にあったドメーヌのひとつで。
当然グラスでは使い難い原価になり、久しくセラーを暖める存在にも。その上、順調なドメーヌは白は確かコルトン・シャルルマーニュだったかな?赤でもラトリシエールを購入しグラン・クリュをライン・ナップに加えました。個人的にも以前扱う機会の在ったラトリシエールの’96は、7haほどの区画ながらシャンベルタンの特級の中ではやや軽やかだとの批評が多く、確かに抜群の肉付きとはいかないものが。ですがこのビーズのものは野心漲る重厚さが溢れヴィンテージの強みも多いに。
今回の’01のヴェルジュレスは、グラスにはうってつけの飲み頃でブルゴーニュの華やかさの中に優しい果実のアロマがギュッと詰まった逸品。
そう言えば、先日のBSの番組で彼のドメーヌの紹介がなされたものがあったな。長男と一緒に見ていたのですが、寄寓にも彼の産まれた’02ヴィンテージのサヴィニーを12本セラーに寝かせております。後15年程でしょうか・・・・・・・。

          Sommelier R.Imamura