Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

シャネル

本日のお昼間は、我が家の食材の買出しに。午前中の起床で冷蔵庫を覗き込むと明らかに食材が空っぽな時は、妻の思惑も何となく。ミニを出して少し普段よりも多目の買いだめになるのですが。
合わせて月末のお支払いを。先月同様に厳しい月になりましたが、何とか何とかのお支払いで相変わらずの自転車操業には変わりなく。年内はこの状況は続きますが、来月が正直な山になります。ほんの片隅にでも、お気に停めておいていただければ幸いです。
さて、昨夜は久々のボルドー
・Chateau Rauzan Segla’96 Margaux
ご新規のゲストで、しっかりとリストを眺めていただける方は本当に出来る限りの対応をさせていただきたい。そう、そこからの長いお付き合いの可能性が有られるのでしょうから。
で、ゆっくりとかけて選ばれた1本がマルゴー村の2級のこちらも特別なもの。特にこのシャトーは、毎回ひつこいようではありますがあのシャネルが一時期所有したシャトー。’94から確か’00前後までだったと思われます。ですので個人的にはこの間のヴィンテージをリストに載せ続けることに変なこだわりを持ち。事実、過去のヴィンテージも相乗効果で値上がりはしたものの好みは問われますが酒質は如何ともしがたく。特にこの’96は毎度のことながら天候も良く彼らの成果が出始めてきた頃合の良い生産年。
以前はマルゴーのアペラシオンの特性と言うよりもラトゥールのようなポイヤックの素性が感じられ劇的な変化に驚かされたものですが、やっと13年ですか熟成により本来のマルゴーらしいしなやかさも。まあ、確かにあのシャトー・マルゴーも’96であれば若い頃には柔らかさなど微塵も感じられないものですし。
そして今月のお勧めのシャトー・ムートンロートシルト’24も売約になりました。正直、この1本は残しておいてもいいかな?そんな気持ちもございましたが、お飲みいただけるのであれば有り難いことですし。
これで今月の特集のお勧めワインは後数本の状況です。毎月、リストのトップページはありがとうございますほぼ売り切る形になりますが本当に今月もご常連さんの皆様には改めて感謝の気持ちで一杯でございます。

             Sommelier R.Imamura