Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

夏仕様

大してハード・ワークをこなしている気はしないのですが、今週も週頭から体調が。数年前までは事あるごとに風邪をひいて部下のみんなに迷惑を掛けておりましたが、ここのところ風邪はないのですが今回は首筋に帯状の腫れが。幾分、無理もいたしましょうが世の皆様はこれぐらいではないでしょう。もっともっとタフに生きておられるでしょうから。
ですので本日より暑苦しい革のベストも脱がせていただきシャツにタブリエ姿でカジュアルにさせていただきます。何せネック・サイズの異常なアップに窒息寸前なのもお恥ずかしい限りです。
さて、昨夜の皆様は
・Nuits St Georges Les Damodes’83 Faiveley
前半の動きは相変わらずの寂しさながらも中盤はいつもの芸妓さんとお二人が。閑散とする状況にご心配もお掛けいたしましたが、この後一時的ではありますがカウンターが詰まる状況はお客様を呼ぶ正に福の神かと。
今回はどうも酔われておられたらしくシャンパーニュからのすたーとながらも結局はそれなりに飲まれながらも愛らしい感じではございましたが、幸運なグラスにて残されていたフェヴレイのレ・ダモド’83。ほんのグラス2杯ながらも土曜のマダムが残された経過時間も2日目に突入する熟成したブルゴーニュながらも後に続くボルドーの熟成などにも目もくれないくらいの素晴らしい芳香と溌剌とした果実味の滑らかさに久々にはっきりとした表現をいただきましたが。
ちなみに横で開けられていたラクロア・ド・ゲの’75にもボトルむらの面白みも。今回のボトルは中々状態も良く、正直アルコール感はかなり落ち着きはらってはいるもののメルロの芳醇さは、未だ。今宵、短時間勝負のお三方にはぴったりの1本だったのでは?
そして今宵はリストランテ・オルトさんの谷村シェフのパスタのお届け日で。ついでに目も当てられないくらいの捨てられない症候群の空きボトルの数々にイタリアのものでも如何?の結果GAJAのオールドばかりおそらく12本くらいはお持ち帰りに。空き瓶にもエチケット・デザインの変化もあり、また彼のシングル・ヴィンヤードのオールドは中々扱う機会もないでしょうから稀少かと。

              Sommelier R.Imamura