Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵もグラン・ヴァン

相変わらずの暴飲の上のシガーの数本に本日は目のクマが。その上に左目は明らかにクマにプラスされるように腫れ上がりみっともない人相で。やはり睡眠時間の少なさも問題でしょうが、月末は致し方ないかと・・・・・。
さて、昨夜の素晴らしいフランスの誇る珠玉のワイン達は
・Chateau Montrose’78 St Estephe
・Chambolle Musigny’74 G.Roumier
・Vosne Romanee’61 Constantin Bretin
・Chateau La Croix de Gay’75 Pomerol
前半は一組みながらもお料理の対応に追われてしまい早くも疲れてしまい。
ただ、その後のマダムのお越しが、ゲストの皆様を呼ぶ福の神かと。
最近、偶にご利用いただける先生はドクターではなくまた異なる職種で失礼ながらも裸になってしまった彼の話題がこの夜は仕方なく話題の中心に。まあ、弁護士さんと言う職業柄のご意見はこれもまた興味深く。ただ、個人的な感情でお話いただいたのが面白かったですが。
さて1本目はボルドーから、選択肢には正直に答えさせていただきましたが’78の2級のトップは流石に柔らかくそして品の良い物腰に思わずエンジンはかかってしまいます。
2本目はこれこそ本音のブルゴーニュ、お連れの女性弁護士さんは’74との応えに極上の1本を。今月のブルゴーニュの特集は、DRCとジャイエを除いてほぼ完売になりそうなくらいの欠品の嵐に止めをさす今宵の2本で。
嘗てロマネ・コンティのワイン会で’73のルーミエを試した時の印象を大きく覆す香り華やかな素晴らしい状態の1本。’74の出来から考えるとこのドメーヌの偉大さはここにも。ブルゴーニュはオフにも心奪う極上が現れるから・・・・・。
留めは先生のヴィンテージを。’61は逆に文句の付けようのない天候に恵まれたグレート・ヴィンテージ。造り手はそれほどでもでしょうが、この外交的なヴォーヌ・ロマネの放ち続ける妖艶な香りは今宵を締めくくる50年近い熟成をまだまだ可能な限り楽しませてくれる1本。
ただ、彼らはお帰りでしたが最終のまた異なる業界の先生はやや引き際が悪かったようで。奥様から店舗にお電話がはいり、しかもご本人ではなく私にいきなり”今日は帰ってくるの!”と微妙な気がしますが・・・。
Sommelier R.Imamura