Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

極端に

今年は何となく長い花粉症の症状に未だ苦しめられているような。桧の花粉を感じながらも我が家の庭の植物達は順調に。
ただ、唯一難しく上手くいかなかったのが桜で。メルローシャルドネは若葉が愛らしく。梅は実が付き始め、薔薇は早くも蕾が見えながらも若葉に大量のアブラムシが。紫陽花は梅雨がこのことだけは待ち遠しくなり、そして今年はオリーブの実を実らせたく。そして本日の畑仕事ほどではないですが、夏の楽しみのきゅうりを植え付け。5cmほどの育ったものを購入したのですが、昨年も同じ形で随分楽しめたので今年も期待しております。
さて、昨夜は本当に”つぶやく”ことがございません。暇やー!ぐらいですかね。
なので最近読み終わった書籍を
ロスチャイルド家と最高のワイン 名門金融一族の権力、富、歴史
顧客の方からお借りしておりましたこの1冊、やっとのことで。内容的にこの本を開くまではややとっつき難い題材かと思われましたが、読み始めると興味深く比較的早く早くとページを捲っておりました。
実際には後半の半分がラフィットとムートンのロートシルト家のワインのことに割かれておりますが、前半はこの家系の生い立ちやビジネスそして階級や時代に伴う戦争の人間ドラマまで。
何となく知ってはおりましたが、やはりユダヤ系ということで苦労はされており。そして、戦争による苦難は色々と。
大金持ちでありながらも一時は財産を全て失うような状況もあられたのも考えれば、今の不況も比較にならないかと・・・・。
そして個人的には間違えていた知識を正すことが出来ました。現当主のフィリピーヌさんは、最初の奥様のリリーさんのお子さんだったのですね。後の方のお子さんかと思っておりました。そして現在のダルマイヤックの以前の名称のムートン・バロンヌ・フィリップのエチケットに刻まれる”オマージュ・ア・ポーリーヌ”の台詞は2番目の奥様のことで。全て逆に記憶してしまっておりゲストの皆様にも間違えた内容をお話していたような・・・。
失礼いたしました。まあ、何れにしてもフィリピーヌさんの実母ではないポーリーヌさんの名を冠したワインはフィリップ男爵が亡くなられてから直ぐにダルマイヤックに為ったことには変わりありませんが・・・・。
まあ、それでもやはりワインに関しては先日の’73ですが、やはりこの出来事がクライマックスであることには変わりなさそうで。R