Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お正月

改めてと言いますか個人的にはこの”つぶやき”からが新年の様相です。
本年も皆様よろしくお願いいたします。
さて、ソムリエのお正月三が日は慌しく過ぎ去りました。そして今年のプライヴェート・ワインは
・Salon Blanc de Blancs’96
・Chambolle Musigny’93 Jules Belan
昨年の大晦日は一昨年に比べれば幾分愛らしいものではありましたが、帰宅は結局6:00ごろ。少しの睡眠にてお昼の新幹線で広島の実家まで。
今年はうなぎ割烹”まえはら”さんのおせちをいただいておりましたので普段よりも荷物が多くチビ助二人を伴う帰省は中々のサバイバル状態でした。
ご心配をお掛けしておりました父の体調も幾らかよくなりギリギリで退院をしてこれしばしの時間ですが家族での団欒を楽しめ。
ですが今年は父はまだアルコールは飲めない体でしたので、ただ新年のお祝いも兼ねたシャンパーニュは上質なブラン・ド・ブランを。もう高嶺の花になりつつあるサロン、¥10,000−くらいで購入していた頃が懐かしさをも。流石に熟成したボトルは個人的には手が出せませんので’96でも十分かと。おせちに含まれた濃厚なまでにヌチッとしたイクラに面白みのある相性を。
ちなみにワイン・リストにはサロンのヴィンテージをこの’96から’95’90’85’83とお揃えしております。
二日目は毎回お世話になっているのですが実家近くのお酒屋さんにて物色を。田舎と言えば失礼ですがこちらの品揃えは中々素晴らしく。本数としてもかなりお持ちですが、如何せんヴィンテージとエリアに偏りが。ボルドーがやはり多く熟成したものはほとんどこの手のもので。当たり前かもしれませんが、ただ探すべく物はブルゴーニュやローヌもしくは白ワインを。
で今回は30分くらいセラーの中を見つめながら次男の彩人も抱っこされながらも寝てしまい。そして1本だけ何故か隠されるように寝かされたシャンボールの’93を価格も妥当な範囲のジュレス・ベラン、馴染みはあまりないドメーヌながらも年末年始で酷使された私には柔らかく繊細なピノノワールはもうひとつの我が家にて過ごす極上の時間を。
3日はとんぼ返りの京都にて妻の実家へと。焼肉でしたが飲酒は運転の為ご法度で。ですが残念なものです、やはり美味しいお肉にお水だけでは。

Sommelier R.Imamura