Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ゆっくりと

日曜日を絡めた連休をいただいた形で、昨夜からまたゆっくりながら営業をさせていただき。結果的には莫大な自宅地下のストックの棚卸しのPCへの打ち込みを終わらせてしまうことが出来てしまうほどの晩ではありましたが。
・Gigondas’01 E.Guigal
・Morey Saint Denis’84 Jean Lafort
アルコールを完全にとは行かないものの、かなりの休肝日に充てることが出来た休日でしたがギガルの柔らかいジゴンダスの酒質に当たり前ながら改めてローヌと言うかワインの美味しさを。フランスからのお客様をお連れのムッシュ達は冗談交じりにペトリュースをお話に交えながらもローヌ近郊にお住まいのゲストのご要望に応えられ。リストの中からゲスト自身で選ばれたこの銘柄にお人柄も伺え。さすがワインの国からのビジネスを兼ねたお越しかと。本音はテュルクが好きだとフランス語でボソリと言われましたが辛うじて聞き取れる範囲でした。残念ながらこの銘柄では、まだまだ熟成感を感じさせてくれる生産年のものがかなり少なく。確か’91ぐらいからのスタートだったような?ただ、華やかでありながらも真の強さを感じさせる彼等のトップ・キュヴェの三銃士のひとつは確かに興味をそそられます。事実、先日の自宅の棚卸しの際も長男のヴィンテージ’02のテュルクが買われておりました。個人的にも必要な1本だったようで・・・・。
それほど飲み込まなくてもすみそうな気配の晩ももたもたしていた3:00すぎの彼等のご来店にシガーまで楽しませていただく結果に。シガーのエキスパートの彼の着火する葉巻は何故か柔らかく落ち着いた味わいに感じられ。ついつい伸びてしまうブルゴーニュの熟成と流れ的にもデザート・ワインの世界へと。業界の友人達への情報交換にも為るこういった時間は、お互いにリラックスさせてもらいながらも大切な兼ね合いの部分を補ってくれ。
まあ、後半はいつもならら他愛も無い内容ですが華やかなピノノワールのアロマとシガーの妖艶な紫煙は明日へのリセットを齎して。
ああ、お昼から会計士の先生との打ち合わせか・・・・・・。

              Sommelier R.Imamura