Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

開いてますね

中々の忙しさでもあり楽しい週末の昨夜でした。
・Viader”V”’01 Napa Valley
・Clos de la Roche’98 Ponsot
・Pernand Vergelesses’98 Joseph Drouhin
・Volnay Clos de Village’78 Bernard Delagrange
・Chateau Saint Estephe’85 St Estephe
・Santenay’96 Yves Girardin
・Les Fiefs de Lagrange’88 St Julien
・Chateau Gloria’75 St Julien
・The Dead Arm hiraz’02 D’Arenberg
普段は深夜のご利用のマダムの早い時間帯のお食事もありがたく。流石に前日のカリフォルニアのグラス対応可能のものと、どう足掻いてもボトルでしかお出し出来ないクラスの違いはまざまざと。上質な味わいはボルドーをも脅かします。
逆に珍しく男性陣のみのムッシュは、ポンソに乗っていただきました。やはり中々いいですな。もう少しセールスしてみましょう。
楽しいドクターのご来店は、個人的な清涼剤でも。何だかんだ言われながらも3本を飲みつくされ。ペルナンの白は良い感じに熟成も進み、シガーへの復旋に。’78の響きはこの上なく、ただこの造り手の素性は如何なものか?と以前色々と考えさせられましたが、そんな一言を添えた形でご理解される方への楽しむべき1本。ブラインドでのこのボルドーは意地悪かも?ですがだからこそ面白いワインの世界。
怪訝なお電話でしたが、終わって見れば素晴らしい顧客への可能性を。それにしてもサントネイの果実味は好みです、これをグラスで使おうとしていましたが・・・・。セカンドとブルジョアでもこのヴィンテージとキュヴェでしたら侮れません。特にグロリアは並みのグラン・ヴァンを凌ぐ複雑なニュアンスを。
最終は本音は辛いシラーズのマッチョな味わいに、もういいわい!の感覚でお付き合いを。シガーも頂け、結局今宵もミディアム・サイズを2本煙に巻きましたが流石に疲れました。ただ、東京からの年に数回の心許す顧客に明け方の浮遊感は贅沢なもので・・・・・・・。

              sommelier R.Imamura