Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

差し入れ

穏やかな週半ばは、週末に期待をしたくなるほど。それでも回数は嘗てに比べればと思いながらもこう言った長いお付き合いに為りつつあるご常連の皆様に支えられ。
・Chateau La Louviere’98 Graves
・Echezeaux’84 Leonce Bocquet
先日も失礼ばかりで申し訳ない形に為ってしまいマダムお二人には心より。そんなことも有りながらもお鮨の差し入れには、頭が下がり。ただ、職業病なのでしょうか?落ち着いた時点でいただいたのですが、あまりにも早い食べっぷりに非難を受けてしまい。その上、頂くネタの順番ですかね”それは違うだろう!”と言う感じで。確かに順番はワイン同様、大切かもしれませんが個人的な性格ですかね。好みのものから手を付けてしまうのは。早い食べっぷりは、当たり前です。毎日のまかないは残念ながらかき込むようにいただくのですから。私ぐらいのキャリアでももう10年以上そんな生活を送っているので。まあ、ありがたみは感じさせない様相ではありますが。
グラーブのボルドー・ブランはどのシャトーも中々の出来で、柑橘系のアロマの後に続くふくよかなアーモンド・バターのようなブーケに心奪われ。お鮨には如何かと問われれば複雑な面も有りますが・・・・・。
彼女には今月の特集がブルゴーニュであったのは、助かり。悩まれるアイテムは幾つか有られましたが、やはりグラン・クリュの華やぎはお選びいただく価値が見出せます。ただ、そうですねドメーヌ名とヴィンテージのネガティブさには色々考えさせられますが・・・・。まあ、それをご理解いただいた上と言うかお伝えした形でしたら。いくらかシャープに感じさせられる酸のニュアンスながらも拡がる香りの膨らみはエシェゾーそのもの。ヴィンテージ由来のややこじんまりとした果実の凝縮感はそれもそれでチャーミング。それでも貴重な熟成したグラン・クリュのブルゴーニュで。

              Sommelier R.Imamura