Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。今年も極上のワインの世界へとお誘い出来ればと。さて大晦日の大暴れを思い出しながら。
・Echezeaux’79 Domaine de la Romanee Conti
・Chambolle Musigny Les Amureuses'80
 Comte Georges de Vogue
・Cristal’77 Louis Rodeirer
・Richebourg'77 Domaine de la Romanee Conti
・Taittinger Brut’82
・Bollinger R.D’88 1,500ml
・Romanee St Vivant’94 Domaine de la Romanee Conti
何とも素晴らしい昨年の〆のソムリエ冥利かと。D.R.Cを3本にどれもこれも特別であり、当然のように素晴らしいワインばかり。
頻度は随分減ってしまいましたが、お支払を兼ねたご来店はまた大きな売り掛けを作ってしまいましたが前回の’74よりも’79のサイズの大きさを感じさせます。いつもながら彼らの仕込む特別なアロマティックなパフュームは官能の世界を。
ここからカウンターでは、贅沢の極みの世界になるのですがもう一組のご夫婦はお約束通りの77のプレステージを。クリスタルのこのヴィンテージは初めて見ました。昨年最終の晩にこれは特別な経験を。シェリーのような遷ろう香りはイメージしておりましたが、ここまで優美な甘みが振り返っても昨年最上の1本に推せるような。
彼らは恋人たちだったのでしょうか?アムルーズも久しぶりでした、D.R.Cとはまた異なる酸のニュアンスが綺麗なエリアかと。個人的には豊満なヴォーヌ・ロマネの質感が好みではあるもののこのクラスの特別はヴィンテージ’80のポジティブな後押しもあり嬉しい1本。
かなり淡い色調に気がかりだったリシュブールでしたが、この偉大な畑はやはり個人的にはこんなヴィンテージが楽しく。ぎりぎりの張り詰めるような味わいに特別なワインを飲み込むストイックな感覚が得られます。やはり最上のドメーヌは難しい年にも心に響く1本を。