Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

素晴らしきシャンパーニュ

火曜日。月曜日とは対照的に。やはり集中するゲストの思惑はどちらさまも同じで。ただ、中盤にフロア全てが男性陣で支配されたのには若干の圧迫感も。その後に紅一点の芸妓さんの登場は、やはり華をもたれる彼女らしく。そして昨夜は素晴らしいシャンパーニュから極上のワインまで、最後はワインに飲まれてしまいました。皆様、お強いですな。
・Clos des Goisses Juste Rose’99 Philipponnat
・”Isabelle”Pinot Noir’98 Au Bon Climat
・Collection’78 Taittinger
・Dom Perignon’99 Moet et Chandon
・Barbaresco’87 Gaja
・Barbaresco’82 Gromise(Gaja)1,500ml
社長さんは部下の方の結婚のお祝いとのご利用で。偶には華やかにロゼでもとお勧めいたしました。稀少なゴワセのロゼは、やはり若いもののほのかな甘みに新婚の何かの思い出に為られればと。ただ、生産数があまりにも少なすぎて。個人的な思いではあの急斜面の畑が頭に浮かび。
お次は将来の父親に送る愛情を込めた”イザベル”’98は他ではもうほとんど見かけられず。カリフォルニアのピノノワールはこのくらいの段階でも非常に艶っぽい甘みを。
かなりのご無沙汰に、思わず今宵はこれを飲んで!と破格のシャンパーニュをお出ししてしまう私もどおかしておりますが。まあ、お話も以前からしていたものですので。ファースト・ヴィンテージの煌びやかなボトルのデザインに眼も心も奪われるこの1本。素晴らしい味わいながら、どうも美しすぎてまとまり過ぎて。必ずもう1本探しましょう。
比較のシャンパーニュの代名詞は、とてもとても早すぎた。酸と苦味に支配され偉大な’99はまだまだ先の印象が。
極上のシャンパーニュ達に押されてしまいましたが後半には最愛のガヤも。’87辺りはとてもこなれて綺麗にスミレ香を発しながら。もう、無くなってしまうお値打ちのバルバレスコも。
最後のトドメは今宵二度目のご来店。5名様での再来店にマグナムを。ガヤが買収するバルバレスコで、興味深い’82はお勧めしたい方もおられましたが、やはり時間の問題でした。やはり彼のスタイルは同じ華やかさを表現し。ただ、もうほとんど飲めない私は残念でしたが。R