Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり、いっしょの日

”彩人”誕生にうかれている私でしたが、お店は現状通りの営業にゴールデン・ウィークなど・・・・・・・。気がつけば前半だけは満席の状態で。
何かのご縁とは、本当に良く言ったもので芸妓さんのあの方と同じバースデイになった次男にまたひとつ心が近づくものでした。
・Chateau Rochemorin’82 Graves
・Ruinart Brut’82
シェフの紺野君のお友達の同業者さんは、月に一度は必ずのご利用で。彼と年を同じくする若手の料理人さんは皆さん将来が楽しみで。ただ、幾分彼がワインを自身のストックで賄う為に”大丈夫なの?”と思いながらもそんな心意気があるのは素晴らしいことで。私も以前はそんなことも有ったような・・・・・・・・。さて、このシャトーは残念ながら初体験で。ただ、欠かれておりますアンドレ・リュルトンが。彼の所有シャトーなら常識の範囲内の味わいは想像出来る物。ただ、初めてのものは中々ナイーヴな気分も運んでくるものでテイスティングも慎重に。予想通りの’82にしては柔らかく、ややあっさりと。ただ、シェフ曰く実は自宅で同じものを試したときは青い香りが中心で難しさが。とのことでしたが、今回も当たりの状態だったのか全然違うものの印象のようでした。まあ、バースデイ・ヴィンテージとは幾分採点も甘くはなるもので。
芸妓さんは、お約束通りバースデイ・ヴィンテージの’82のシャンパーニュを。どうやらシャンパーニュではお初の体験らしく大きな期待を膨らませて。熟成は進みつつもまだまだ、泡が残る極上の状態にこれまた恍惚の表情が。’82と言うヴィンテージはボルドーしかりシャンパーニュもお付き合いが大変だ!ただ、いつも通りの賑やかさなものの都踊りのお疲れがピークでしょう。今回もまた半分はいただけてしまい。
そういえば、今年のヴィンテージ’07は出来はどうなるのだろう?’05のとてつもない価格にきっと愕然とされ下位のシャトーやマイナー・ドメーヌへとシフトされたお父さん方は大勢おられるのでは?
よりいっそうではあるのですが、困ったことに過去4年の内先月の4月は最低の結果に終わってしまいました。切り替えて5月を乗り越えねば。

               Sommelier R.Imamura