Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

高騰の中に

昨夜もゲストに同情のような感覚で伝えられましたが、ボルドーの高騰が激しく。その中でもこのところお顔をお見かけ出来ていないあの方が、おっしゃられていたワインの入荷が成されております。
エージェントさんのリストに眼を通す度に慄く価格の変化に、そんな物なのか?と疑問を抱いてしまいます。今回などもムートンの’73が原価で¥80,000など私のリストのプライスを越えているものまで多く存在いたします。兼ねてより私が作成するワイン・リストにはムートンの’73は欠品には出来ないと、変な思い入れがございましたので複雑で。まあ、まだ数本の手持ちがあるだけに心配はしておりませんが何時かは・・・・・・・・・。(それ以上に、難しい出来になった私のヴィンテージ’73の品質のほうが)
さて、今回の新たにリストに追加された特別は
・Chateau Lafite Rothschild’85 Pauillac
・Opus One’81 Mondavi & Baron Philippe
どちらも欠品になっていたワインだけに、あの方のお顔が脳裏に浮かびながらも。
ラフィットの’85は、ハレー彗星が流れた記念の年。毎回彗星が現れたヴィンテージは素晴らしい出来になるという逸話もあるくらいで。ボトルのネックにエッチングが施されるのもまた、魅力的です。
オーパス・ワンもまた、人気のワインのひとつですがやはりヴィンテージがものを言います。ファースト・ヴィンテージの’79までは行きませんが、この’81もまた熟成の移ろいを感じさせてくれる至高の逸品。二人の男性のワインに対する夢が詰まった特別な1本をお試しあれ。
どちらもかなりフル・ボディなプライスではございますが。
それから、オーパス・ワンにハーフ・ボトルがあるのご存知でした?’01ヴィンテージですが、ソムリエ協会のカベルネ・ソーヴィニヨンのコメントの教科書通りのような良く出来た味わいに驚いたものです。こちらもご興味あられれば・・・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura