連休をいただきました。先週の土曜日の出来事ですが”つぶやき”しておきます。
ほとんど海外で過ごされたブルゴーニュの彼女は今宵も勢いで
・Clos de Vougeot’86 Jean Grivot
・Clos de la Roche Cuvee Vieilles Vignes’87 Ponsot
・Chambertin’73 Louis Latour
・Mazis Chambertin’82 Faiveley
某ワイン雑誌さんがコート・ド・ニュイのグラン・ヴァンは一部の富裕層しか手の出せないものになって来た、とのコメントを大きく書かれておられましたが実際そのような気もします。毎回、業者さんのリストを拝見する度に私のワイン・リストの価格を改定しておかないと原価と変わらないワインが随分ございます。
そんな状況でも貴重なワインを飲み込まれる彼女は正に。
さて、ジャン・グリヴォは呪縛から逃れる寸前のヴィンテージ。先入観もございますがやはり、テロワールは・・・・・・・。ピノ・ノワールの熟成として楽しみましょう。
ポンソは以前、もう一段階アップ・グレードのキュヴェ・ウィリアム’87で怪訝な経験がございました。今回は実に払拭に値する伸びやかで深遠な果実の甘みを讃えており。
’73ばかりと怒られてしまいましたが、やはり’73と思いながらも悪くない出来は特級畑の成せるところ。ほうじ茶のように燻した香りが何とも官能的で。前夜のバルバレスコといい、皆様すみません。
このマジ・シャンベルタンも興味がございました。先日、お運びした個人の方のセラーに入れられた1本と同じものでしたので。25年の時は過ぎているのですが前に’73を飲んでしまったので随分若々しく感じられてしまい。やや強めに印象でしたが、やはりフェヴレはいつも通りエレガントでまとまりを。
それにしても贅沢な時間、今回もどうやら半分ぐらいは私が飲み込んでいたようです、「もっとゆっくり飲みなさい!」とのご指摘が段々厳しさを増しております。
Sommelier R.Imamura