Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

明けましておめでとうございます

10年目のスタートになります、”ぶどうの蔵”より明けましておめでとうございます。随分、お休みをいただきましたが昨年最後の大晦日の営業について”つぶやき”を。一昨年はやや寂しげな営業でしたが昨年の晦日はご常連さんに支えられた私どもを象徴する賑やかな晩に。
・BOLLINGER R.D'81
・MUSIGNY'94 LOUIS JADOT
・BELLE EPOQUE'88
・CLOS DE TART'59 Mommessin
年末に体調を崩されたムッシュは、ハウス・シャンパーニュの意味をご理解されており。先日のグランダネとは、やはりキャラクターの違いがはっきりと。よりエレガントに酸味を主張する、柔らかい蜜を。
生産量15ケースの稀少なジャドのミュジニ。意外にも大振りなソムリエ・シリーズよりもヴィノムの適正サイズが勉強になった若いピノ・ノワール。やはり、酸味が穏やかになるにはもっと熟成させねば。
昨年初頭のトラブルから対処のおかげかご愛顧の頻度をあげていただいたご夫婦。ハーフながらもエミール・ガレはボトルの愛らしさとはまた違うシャンパーニュの熟成の世界を。ボランジェ・スタイルを支持しながらも、他社さんもプレステージは流石です。
この年最後の抜栓は、甘えさせていただきはしましたが素晴らしいブルゴーニュを。ここまでくると、もう何も言わずもがな。複雑にして多彩なアロマのこの葡萄酒は、もはや一言では・・・・・・。柔らかく繊細なバランスに今年最後のテイスティングで天まで昇る気持ちを。
あと、年越しの振る舞いシャンパーニュは贅沢にもR.D'82を。お年玉としては、これ以上無いヴィンテージ違いの体験でした。シェフの産まれ年と言う意味でも敬意を払い。
以上、昨年も一年間皆様ご愛顧ありがとうございました。気持ちをお伝えしたい方々は数知れず。この場をお借りして。ありがとうございました。
今年も変わらず、初心に立ち返りサーヴィスに。
気になるのは、初詣の伏見稲荷さんの御神籤がお商売の下降線を告げたことですが。

              Sommelier R.Imamura