１２月とはいえ前半は、中々伸びが感じ難いもの。やはり今宵も後半勝負の長い一日に。集中する時間帯は、どうしてもパズルの組み合わせが悪く逃した魚は・・・・・・・。でしたが、それもまた仕方無く。
今宵はボルドーが。複数のヴィンテージが並ぶリストからはヴィンテージ選びもまた重要で。ここの駆け引きが分かれ道になる事も。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃｏｓ ｄ’Ｅｓｔｏｕｒｎｅｌ’８７ Ｓｔ Ｅｓｔｅｐｈｅ
コスに関しては’８７’７９’６３と正直パッとしないヴィンテージの組み合わせでしたが’６３はお取り置きになってしまい実際は’７９と’８７の選択に。出来的には’８７の方がよろしいのでしょうか？ですが’７９の熟成感はそれはそれで、ボルドーの醍醐味ではあるでしょう。
ここが、面白いところでムッシュは’７９を気にかけておられたものの祇園のお姉さんは’８７を。プライスが倍まではいかないものの、お商売的には数字は随分変わって来るものですので上手に’７９をお勧めすべきかもしれませんが今回はあまり多くは語りませんでした。女性がおっしゃっておられることには、何か大きな理由が隠されていることも多く、さらりとご説明のみで後はお任せすることも・・・・・・・・・。
現実的には’８７は決して悪いヴィンテージではないですし、未だに硬さを残しながらも華やかなブケを放つコスト・パフォーマンスに富むワインが多く。ただ、メドックでも骨格をしっかりと整えてくるコスは、やや硬さが目立つ印象でしたが。
そんな、やりとりの中次回のご予約とワインが決まることに。ありがたいことで、次回は赤ワインの最愛アンジェロ・ガヤのバルバレスコ’７４がお楽しみいただける予定です。素晴らしい。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
