Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ’７３

今宵は、ワールド・カップの悔しさを噛み締められたゲストが意外にも多数。前半はなりに忙しく、ですが後半はそんな勢いも挫かれました。
今宵もブルゴーニュの極上が
・Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ’７３　Ｌｏｕｉｓ　Ｔｒａｐｅｔ
今月の特集のシャンベルタンより特級畑の、意味深なヴィンテージが。約２週間お忙しくされていたらしい、ご常連のムッシュは今宵ご自身へのご褒美とおっしゃられ、お好きなブルゴーニュの特級畑を。普段はここまで熟成したものは、飲まれないのですが今宵お気持ちはあられたのでしょう。私としてもそんな機会に選んでいただけるお店として、とても嬉しく。ましてや、極上のルイ・トラペのヴィンテージ’７３は私にとっても意味があるバースデイ･イヤー。数日後に控えた３３歳の誕生日の前に今宵も素晴らしいワインをテイスティングさせていただけました。淡く煉瓦色を外観に讃えたルビー・レッドの液体は、モカとカカオのアロマを発しながらも次第にさくらんぼやグミの実のフルーツ香を開きだし、そして生肉やムスクの個性的なブケを拡散するセクシーな熟女といったところかと・・・・・・・・・・・・。
こちらのムッシュ、基本的にはお強いかたで今宵おひとりでこの後はシャブリのグラン･クリュのハーフ・ボトルまで飲みつくされました。また、お料理もシェフの本日のお勧め”ほろほろ鳥のソテー、グリーン・ペッパーのソース”をお召し上がり頂け何とも贅沢な時間を過ごされたのでは。（意外にジューシーな仕上がりのほろほろ鳥は、一羽を半身で本日はお二人様のみのスペシャルでした、仕込みの毛抜きは小川くんが手伝っておりましたが）
さて、着実に階段を昇り続け実績を残す韓国は流石の結果だったのでは。日本の選手の皆さんもゆっくり休息を取って日曜日には、ベストなパフォーマンスを見せて欲しい。結果も含めて・・・・・・・・・。

　　　　　　　　　　　　　Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ　Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ