今宵途絶えないゲストのご来店に６月のスタートは気持ちよく。ですが、心晴れない難しさも。バタバタと追われる時間帯に、よくある話ですが「ロマネ・コンティはあるか？」と言うせりふを吐かれながらのの登場のゲストはやにこいもので。当然そんなワインを飲み込まれる方ではないのですが、お次は京都のワイナリーを名指しで。手持ちとして買い付けてないものでしたので、私自身も若さが出てしまいました。お勧めすべきワインでは無いと思わず。案の定、丹波出身のムッシュは当然のように気分を害され。「彼らも一生懸命造ってるのだ」と言うお言葉はおっしゃる通りで。ジャパニーズもプライドをもってお勧めしている私にとっては不覚でした。精神的に追われていたのか残念な結果に。アプローチに余裕なく全ては終焉を。ましてや「お金はあるねん！」と言う捨て台詞は哲学的にはどうかと思いますが。このムッシュの言うことは間違っておらず。もっとより好い関係は築けたはず。他のゲストには悪い影響もございましたが、ひとつひとつ大切にしたい状況なだけに思い返す反省点は多分にございました。
さて今宵は、ハーフ･ボトルでサイズ同様こじんまりしたグラン･ヴァンが
・Ｃｌｏｓ Ｆｕｒｔｅｔ’７３ Ｓｔ Ｅｍｉｌｉｏｎ
昨日に続いて通好みの特級畑は、いつもどおりしなやか過ぎるくらいエレガントで。トリュフ香を讃えながらも上質なポートのブケを持ちノスタルジーかと。さすがにご同業者さんは、美味しいところをよくよくご存知で。
さて、明日の週末は如何な動きがございますか・・・・・・・・・・。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
