Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ABC

27日の金曜日は、予想以上の伸びは得られず、いたずらに時間はスローに流れ。ビストロの補填を、ワインバーでと考えている私のプランも今月は苦しくなりつつ・・・・・・・。イーブンにて終わった今宵は
・Chardonnay Nuits-Blanches Reflect'99 Au Bon Climat
・Grifi'96 Avignonesi
・Morey-St Denis'00 Hubert Lignier
・Beaune Teurons'88 Albert Morot
カリフォルニアのシャルドネは、果実味のボリュームが力強くなにか元気を与えてくれます。トロピカル・フルーツのアロマを全身に纏い、ゆっくりとナッツやナツメグなどのニュアンスが。ミネラリーでありながらも全体を引き締める、柔らかいタンニンはブルゴーニュのニュイのイメージと重なり合い。先日のイザベルといい赤も白も、この人は上手だなと改めて感じられました。
イタリア・トスカーナのモンテプルチアーノにて高貴なワインを造り出すアヴィニョネージ。プルニョーロ・ジェンティーレ、カベルネ・ソーヴィニョンを使いバリックにて2年の熟成を。黒スグリの香りにハーヴィシャスなフレーバーが、未だに若く溌剌としたラテンの印象を。
ブルゴーニュの2本は、お一人のご常連が2本ともに。当主に立て続く不幸が襲いかかり、ワインのクオリティが気になっていた時期も乗り越えた幻のドメーヌ。特にグラン・クリュは品薄で、この村名もチャーミングでありながらも十分な肉付で、ラズベリーの香りと切れのよい酸を楽しめ。
アルベール・モローはブルゴーニュ・オールドの入り口としては良心的な近づき安い、ありがたい造り手。一段と果実の甘みが強く表現され、リキュールのようなジャムッぽさもあるお買い特な1本。とはいえ、ハーフ・ボトルは貴重です。
さて、明日のワイン会気持ちを引き締めて!ワインバーも貸切ではございません。いくつかお席もございます、ご連絡お待ちしております。

                Sommelier R.Imamura