Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

グラス・アイテム

本日のお昼間は、次男を病院に連れていき。朝方から調子を崩していたようですが、元気のない子供を見るのは親としては心が痛いものです。夕方からはややお薬が効いたのか、元気な声も聴けましたが今夜はどうかな?
その後は久々にカウンターバックに掲げたポスターが手に入りましたので、額屋さんに。今回は新たに新調する訳ではなく、自宅地下に大量に仕舞い込んでいる以前使用した何枚かから中身だけを入れ替えることに。サイズさえ合えば、マットを敷いてしまえば綺麗に収まりますので。
ですが、一つだけ問題があったのは地下セラーの影響も受けて額にもカビが生えてしまっていて。クリーニングもしていただく形ですが、それでも新たに作成するよりも随分コストダウンが計れました。
で昨夜の閑散とした晩は
・Savigny Les Beaune’96 Hubert Moret
週頭は何だかんだと言いながらも素晴らしいワインを飲み込ませていただけていましたが やはりこの晩は急ブレーキのように。
お越しのゲストにも貸し切りだと割り切れる方でしたらむしろですが、申し訳ない感じの展開で。まま、お話も盛り上がっておられたので問題は無かったかもしれませんが・・・・。
今宵はグラスワインに関して久々に。¥1,000−から¥2,500−までの定番のバイ・ザ・グラスではありますが、中間の価格帯の特にブルゴーニュがアイテム選択が非常に難しく。
ワインリスト繋がるストーリー的にも旧世界のワインは特に僕のカウンターでは、やはり熟成感が必要です。パワフルなカベルネ・ソーヴィニヨンなどはカリフォルニアの若いヴィンテージでも良いですがやはりボルドーブルゴーニュは。
で今回¥1,600−のブルゴーニュのアイテムはこの’96のサヴィニーで。造り手としては、マイナーな存在かもしれませんが合わせてアペラシオンも。ですがですが、流石に10年以上の瓶熟を経て柔らかい果実味に若いヴィンテージには見られない優雅な熟成香も。そして気に成る酸のバランスが果実の甘みに溶け込んでいるのですよ。

                    Sommelier R.Imamura