Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

バレンタインデーですが

2月とは言え、昨日のお昼とは本日のお天気の差は非常に激しく不思議な気持ちにもさせられます。裏庭の薔薇に樹が昨日の雪の重みでぐったりと通路に倒れてしまい、お隣さんに迷惑を掛けておりましたが冬でも力強く成長しており春の開花が待ち遠しい限りではありますが。
また、本日はワインの納品が2ケースほど。1月のワインの仕入れが、幾分抑えられたのですが今月は今回を含めて2度ほど。異常に高価な銘柄は含まれていませんが、特筆はトスカーナのブルネロ・ディ・モンタルチーノの産みの親のビオンディ・サンティの’70年代のボトルが。また、先月もございましたがテタンジェのコレクションの’80年代のものも今回は’81’83’86で正にコレクションの状態です。
で昨夜のバレンタインデーの晩は
・Santenay Clos Tavannes’04 La Pousse d’Or
・Beaune 1er Hospices de Beaune’96 Marie Louise
こちらも久々の方でした、東京の有名な住職さんですがどうやらこちらにしばしおられるようで。でバレンタインデーの晩と言うのも違和感はありますが、それはそれで。それにしても、やはり相変わらず店舗の玄関周りには顧客の皆様にはご迷惑をお掛けしているようで改善の手段が中々。交渉は引き続きさせていただいてはおりますが、お許しを。
若いヴィンテージのボトルを見直す機会を与えてくれるプスドールのサントネイ、それでも2年ほどは寝かせてはおりましたが。滑らかで芳醇な果実味に円い酸、それだけでも十分ですが程よくコクに繋がるタンニンが心地よい優等生。
毎年のことながら、有難うございます。月曜日だからと言うのは言い訳ですがチョコレートの数は確実に減って言ってますね。その中でも貴重な存在です。お気持ちだけでも嬉しく、そして美味しくいただきました。
やはり’90年代のボトルになると開けてから少しの時間でグラスの中での変化にまたひとつ異なるワインの楽しみ方が当然ながら。
開けたての気難しい表情から、ほんの少しの手を差し伸べることでリラックスした姿は熟した若いワインには感じられない穏やかな素性を。

          Sommeleir R.Imamura