Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ピカソ

月1の税理士さんとの打ち合わせの本日のお昼は、予想通り買いすぎのワインの棚は順調に増え、銀行の通帳の残高はこれまた順調に減少を。
ただただ、今月のお支払いを終えることがまずの試練です。
そこに起こった不測の事態でしたが、店舗に到着すると電話が不通に。あれ?とは思いましたが、そう言えば最近NTTさんの請求書をお見かけしていないなと。緊急電話にて対応していただき急遽通話可能になりましたが、何ともお恥ずかしい。いかに請求書や領収書に対しても丼勘定なのかと反省を。
さて、落ち付く月曜の晩の様子はそれ程変わりはありませんでしたが1本の素晴らしいボルドー
・Chateau Mouton Rothschild’73 Pauillac
珍しく月曜の早めのお時間にお越しのムッシュは、またもやニアミスの顧客もおられましたがその分相変わらずのように楽しませていただきました。
私事ながらこの銘柄には正直お味以上にこの存在には何時もながらの思い入れが。
このヴィンテージ’73はワイン好きならば誰しものストーリーがあり、まだまだ未だに若造ながらももっともっと駆け出しのころからこのピカソには憧れを。このぶどうの蔵では随分と扱わせて頂く機会はございましたが、今年も2本目ですね前回は出張にてお抜きさせていただきましたが・・・・。
今回は正しくボルドー・ワインの市場崩壊と言うか数年前の適正価格に戻ったような仕入れが出来た1本。まあ、それでも優に¥50,000−は超えていく価格であるのは当然ですが。ちなみに以前はやはり限りなく額が越える数字がリストには。
今回のこのボトルはコルクの浸透具合もエチケット同様、ほぼ完璧な状態でのっけからの落ち着いた果実の開き具合にデキャンタージュも必要ないほどで世評とは一線を画す今宵の私共男集二人には極上の。
”我1級なり、かつては2級だが。されどムートンは変わらず”
未だにそして今までもこんな気持ちは心を打たれます。個人的な好みではボルドーの赤はそれほど魅力を感じないものに為ってしまいましたが、やはり特別は有るもので・・・・・・。
ただ、面白かったけどやや後からお越しのムッシュのお話にはやや訝しさも何時もながら。ちびイケムのファルグ’94が口直しに為されましたが。

        Sommelier R.Imamura