Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つづき

今宵はオールド・シャンパーニュは2本ともコルクを折ってしまい、不甲斐なく。ただ、戦中の’43は仕方ないかも、何せ私の母親の生まれ年。意外に縁があるもので興味深く、ただ今回のモエのヴィンテージは完全にピークは過ぎておりやや余韻に水っぽさも。それでもノスタルジーの極みを堪能出来る素晴らしい瞬間で。
で最終のゲストは実は今宵の一番乗りの顧客がまた戻られ。
今回も早めにワインをお届けに為られこれが世紀の極上の銘柄で。先日の’76も記憶に新しいですが今回は遂に’78を。ローヌ否フランス全土でも最高峰にも値するジャック・レイノーのシャトーヌフ・デュ・パープ・シャトーレイヤスを。しかも2本。まあ、1本は私の仕入れ分ではありますが。どちらにしてもお抜きしてみなければ状態等はわかりませんが、心躍る最上の1本で。
で今宵は’84のマダムを伴われ。ヴィンテージ・シャンパーニュのご所望でしたが、流石に’84は手持ちが無い。しかも今のところ見かけていない。悔しいから探しますが、見つからないものは無いとは言いながらもこれはどうだろう・・・・・・。
でアラン・ロベールのレゼルブ’82。これまた心躍るサロンに匹敵するブラン・ド・ブランのトップの造り手。メニル・トラディションには劣るもののこのレゼルブもそれはそれは。でしたが今宵は今までの複線が大きく影響を与えてしまいました。’69’43’82では流れが切り替えるのに中々。
それでも’84ながらもチイママさんを為されるマダムの若いながらも漂う色気にムッシュは、極上の〆だったことを祈ります。

             Sommelier R.Imamura