Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

マグナム

雨男なのを忘れておりました。お昼間の買出しに次男とドライブがてらではありましたが土砂降りの京都で。
お料理のウエイトと言うか、まあ全体量も落ち着いてまいりまして仕入れの目安も少しは慣れたかと。出来る限りのロスを減らす気持ちは強くございます。
それにしても何故、子供は車に乗ると寝てしまうのでしょうか?
さて、昨夜のワイン達は
・Beaune Hospices de Beaune’76 Cuvee Hugues et Louis Betault 1500ml
・Chateau Prieure Lichine’97 Margaux 1500ml
ご利用はありがたいのですが、未だに1Fは閉まったの?とのご質問には本音では・・・・・。お話の切欠にしても、今更との気持ちも。
中盤から少しだけ動きが感じられ、ご無沙汰のムッシュは変わられないボルドーを。2級のポワフェレの’97は今本当に楽しくヴィンテージ・チャートには現れない素性の良さが感じられます。
合わせて何時もながらのアイス・ワインを。やや熟成の進んだカナダの氷結ワインは琥珀色に紅茶のニュアンスを閉じ込めながらトロリとブランディーの味わいも伴いながら。
今宵も先生方は、ほぼ貸し切っていただくような。先週もそうでしたが後にお越しのご常連さんがたをお断りするのは心苦しいのも事実ですが、きっと無理をすればお互いに・・・。
今宵もマグナムを2本にレギュラー1本はおまけでしたが、中堅クラスの先生のヴィンテージ’76はご依頼もあり。ローヌのレストランから流れてきたオスピスのようで。複雑に絡み合う熟成香はとろけるシェーブルのようでありまた杏のドライ・フルーツの様相も。流れ流れてお越しの皆様には優しく出迎えるブルゴーニュのマグナム。
2本目は調子も戻られた先生方には、やや気力も漲るボルドーを。こちらも’97ですがマルゴー村の評価を戻しつつあるこのシャトーのほうが今宵は人気を。まあ、お好みですので。コストの面では助かりますが・・・・・。
終わらない夜は明日の診察には影響はないのでしょうか?タフな皆様を尊敬いたします。

               Sommelier R.Imamura