Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵も占拠

年内最後の休日はほんの少しながらの自宅の大掃除を。家族には申し訳ないのですがこの生業の為か毎年年末には苦労をかけております。
さて、先週末の土曜日は。
ワイン・リストには個人的には不手際もございますが、私のソムリエとしての多くのことが込められております。難しい感じかたもございますが、この800種以上のワインが羅列されている中からこの1本を探し出されるのもワインバーでの楽しみのひとつでしょう。
もちろん常識の範疇では理解しがたいワインがほとんどかもしれませんが、当然ボルドーのトップ・シャトーやブルゴーニュの稀少なドメーヌものシャンパーニュのオールド・プレステージやイタリアのレアな評価を受ける逸品やカリフォルニア・カルトなどに於いては当然世評やビジネスの上で高価格帯にすべきかとも思われます。
ですのでその中でなくても素晴らしい1本が隠れていないか探されるのが、楽しみなのでは?
そしてもうひとつの意味合いとしていつでも銘柄は異なれども希望されるヴィンテージが’60年代くらいからほぼ上質な状態でサーヴされるということも私の希望する条件ですが。
さて長々でしたがそんな思惑に当てはまる
・R.Renaudin Brut Reserve’86
・Chateau Calon Segur’86 St Estephe
・Coteaux du Layon’71 Domaine Touchais
・Clos Vougeot’88 Daniel Rion
・Bonnnes Mares’95 Daniel Moine Hudelot
ご連絡も無くお越しのドクターは、9名様で。それでもカウンターにお掛けいただけるのも問題の私で。微妙に先生お一人が男性で後は全て女性陣だと臆する気持ちもあるもので。
’86のナースさん3名にお祝いのシャンパーニュとハート・ラベル。事前の確認もなくても’80年代のおもしろいものが何本もお取り揃えを。
まあ、それにしても一段とジェネレーション・ギャップと言うか’80年代中盤以降はまだまだ、うぶと言うと失礼でしょうか・・・・。
〆は甘口でもややナチュラルなテイストの熟成を。ロワールのトゥーシェはお値打ちで手ごろの。’71の熟成は蜂蜜レモンなのですね、シガーには物足りないでしょうがマダム方々にはぴったりかとも。
つづく