Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ソムリエは

ワインの日の20日でしたが、前半は貸し切り状態に。中盤以降の土砂降りがゲストを呼ぶ皮肉になりましたが、この状況は中々大変な時間帯になってしまいました。
・Chateau La Tour Haut Brion’97 Graves
・Cote Rotie Cuvee Terroires’97 Rune Rostaing
本当の意味での私共を支えていただけているご常連のおふた組のご来店は、想定はされていたもののありがたく。
ソムリエのムッシュは、ボーナスも出られた様子でクリュッグで乾杯を。その後にグラスで白ワインを。そしてボトルになるのですが、ソムリエとしても同じ立場の職業の方が選ばれるワインはとても興味が。ましてや完全に私が作成したリストからですし、納入業者も少なからずはご存知のはずですので。
情報では来年からは、ラミッション・オーブリオンに吸収されるような形で生産が終了してしまうこのラ・トゥール・オーブリオン。幾分しなやかさが持ち味のこのシャトーの’97ではございますが、今正に飲み頃と言う表現がとてもぴったりの味わいに頷いてしまうほど。どこかの酒屋さんが’97を美味い、安い、早いと表現されておりましたが、ここにもなるほど!と感じさせられ。
ワイン・ラヴァーの皆様は、中々上手にワインを手に入れられておられる方も。こちらのご常連さんも必要とされる’82のラフィットを何処よりも最安値で。
今回はモンダヴィシャルドネ’87の後の赤ワインは、偶にはローヌを。ここのところ嬉しいことに夏場でもこのエリアのワインの素晴らしさをご理解される方もおられ。幾分若さが目立つもののシラー特有のスパイシーさと凝血のニュアンスがエキゾチックで秋だけでなくこの暑い季節のもお料理との相性が楽しめるワインでは。焼けた丘を表現するコート・ロティですが、ブルゴーニュでもボルドーでもないなあ?と言う時に一度お試しいただければ。
最終は夜勤明けの為か、つっぷしてしまわれましたが。休日はゆっくりとお休みください。

             Sommelier R.Imamura