Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

週末の方が

意外な感じではございますが、週末の方が今週は落ち着き。今週火曜日からの勢いに体力的にも夏風邪をひいていた中ごろにゲストが集中したのも偶然だったのでしょうか?
さて、今宵は前半からぼちぼちの動きでしたが特筆までは行かず
・LES ANGELLOTS DE GRACIA’03 St Emilion
サンテミリヨンのガレージ・ワインのひとつ”グラシア”某ワイン誌の露出にが大きく、一気にシンデレラ・ワインへの仲間入りを。そんな流れに乗って祇園のお姉さん方にも近い存在に。
前回のご利用でお姉さん方お二人にてそのグラシアの’01を飲まれた機会もあってか今回入荷のセカンド・ラインのこちらをお勧めし。
既に入荷後すぐにグラスにてテイスティングは、済ませておりましたので何となく全体像は摑んでおりました。’03と言うヴィンテージとこの造り手のスタイルからも合わせてパワーを期待しておりましたが、ゲストの問いには「本音は期待していたほどの濃密さには欠けます、ただ’03の若さの割には均整美が取れお飲みいただける状態かと・・・・・・」
そんなやりとりにてお飲みいただいたこのキューピットが描かれた造り手の作為ムンムンのワインは、正しく彼女達曰く”話題的なワイン”。それでもさすがに中々上手に仕上げてきてはおられるかと。
そして、後半は同じセカンド・クラスですがもうひとつ
・LA DOMOISELLE DE SOCIANDO MALLET’98 Haut Medoc
オー・メドックのソシアンド・マレはひんやりとした美しさを感じさせる質感の味わいを。正に淑女と言った感じですが、やはりヴィンテージでしょう’98なりの安定感で今回は個人的にはこちらに肩入れを。西村さんのお顔が気になりながらも。
そんな3:00前に今宵の〆のグラン・ヴァンが
・DOMAINE DE CHEVALIER’96 Graves
価格的には先の2本とほぼ変わらないのですが、歴然とグラン・ヴァンの力を見せつけておりました。ふいに嘗てのプライスで手に入ったこのお値打ちのグラーヴは、これで欠品に。やはり、話題性よりも本当の美味しさを・・・・・・・・。
今宵も長く為りそうです。

               Sommelier R.Imamura