Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ブルゴーニュのグラス・ワイン

昨夜も一昨日同様、ブルゴーニュのグラス・ワインを。前半からパラリ・パラリとゲストの流れが。途中中締めがあったものの遅い帰宅になってしまい朝帰りのような感じで、まぶしい太陽に眼をすぼめながら青龍を幼稚園まで送りました。(徒歩3分の距離ではありますが)
・Hauts Cotes de Nuits’95 Remorique
・Nuits St Georges Les Allots’85 Remorique
止まることを知らないボルドーブルゴーニュのワインの価格はさておき。その合間を縫って、値ごろ感のあるワインを紹介される業者さんもおられるもので。今回も幾つか新しい造り手さんを試す機会を兼ねて、グラス・ワインでテイスティングを。蔵出しと銘打たれたこのリモルケさんは、コート・ド・ニュイの南側に幾つか畑を所有されているようで。ヴォーヌ・ロマネ、クロ・ヴージョなどが手が出せないものが増える中、ニュイ・サン・ジョルジュが必要な中の出会いでしたがヴィンテージ’85でもまだ現実的な価格で。
どちらかと言うと酸味がシャープに出てくる造り手で、果実味もややフレッシュに感じる細いスタイルの酒質にお好みは分かれるでしょう。
オート・コートは想像できる内容でしたが、熟成のおかげで滑らかさも。
ニュイ・サン・ジョルジュは、香りに熟成感ははっきりと。それでも強固な酸は未だ衰えずまだまだ熟成への将来性が伺えました。
ただ、個人的にもここのところの印象を良くしたプス・ドールのヴォルネイ’01の余韻のエレガンスに押されてしまい好みを否定出来ない部分もございました。まあ、それぞれでブルゴーニュひとつでもそんな比較がなされます。ボルドーも含めれば一段と選択肢が広がり、毎日色々なワインに対するそれぞれが。
まあ、一昨日のような破損で止む無くではない前向きな抜栓は意味が異なります。

               Sommelier R.Imamura