Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

手堅い選択

先週の土曜日は、雨の中やはり前半が19:00ごろよりググッと動き中盤は早いご帰宅が感じられ。後半にはそんなことは関係ないゲストのお付き合いになりました。
・Chateau La Louviere’98 Pessac Leognan
・Vosne Romanee Clos des Reas’99 Michel Gros
・Grands Echezeaux’87 George Noellat
・Chateau Ducru Beaucaillou’90 St Julien
お食事をご夫婦で、赤・白どちらも飲まれましたが上手な選択と思われるワインで白のルビエールは熟成も進み始めまとまったスタイルと上品な香りにお買い得な1本。赤もボージョレ・エリアのムーランナ・ヴァンの’96でしたし飲み頃と価格のバランスをとらまえておられる冷静なリストを見つめられておられるムッシュに好感を。
プチ・同窓会でしたか?お好きなブルゴーニュを2本これまた手堅く、良い選択だったのでは。ミシェル・グロのモノポールは本当に素晴らしい。オールドの価格の高騰に手が出ず、この’99しか現状はなかったもののグレート・ヴィンテージの’99は今飲んでも美味しく、きっと数十年後もおそらく。ベルナールさんのお人柄が何となく滲み出るワインのスタイルが感じられます。二本目は特級畑を狙っておられ、ニュイのものだけしか見られず値ごろ感が抜群のジョルジュ・ノエラ。流れ的にも楽しみ方を良く良くご存知で、より豊満なスタイルで間違えなく。やや、大ぶりすぎた印象も否めませんがこれはこれで・・・・・・。
最後のゲストは、西大路の駅近くでカフェを営まれるご常連さん。こよなくボルドーを。お一人でも当然のようにボトルにて。今日は少し若めで強いものをと。’90ならば文句は無いでしょう。お互いに注ぎ合うように気が付けば、半分以上は私がいただいてしまいそれでもほろ酔いのムッシュは気分良く帰られました。一週間のお疲れを癒すことが出来ておられれば幸いです。それにしても、やはり’90は素晴らしい。まだ、早いとは言えニューワールドのいかつさ等は皆無で繊細さの中に高貴なパワーを感じさせます。深夜にも飲み込める上質さがありがたく。
本当にボルドーの1,2級の仕入れが辛い・・・・・・・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura