Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

思うようには・・・・・・・

週末の忙しさはありがたいものの、何故昨夜はあんなに暇だったのに今夜は一気に集中して。お断りしたゲストが数え切れず・・・・・・・・。
ただ、幸いだったのは結果が昨夜の負債を吹き飛ばしてくれた事。
さて、今宵はなんだかんだと言葉数多い方が
・Chardonnay Le Bouge D’a cote’96 Au Bon Climat
・Volnay Mitans’86 Hubert de Montille
・Chablis Bougros’86 Colombier
・Riesling Ice Wine’01 Chateau des Charmes
・Nuits St Georges Au Chouillet’96 J.Crotet (MG)
・Saint Aubin Les Cortons’99 Marc Colin (MG)
言いたい事を言われる分、確かなワインを飲まれるところは素晴らしい。オー・ボン・クリマのシャルドネは仕方なく抜栓したものの、グラス対応からボトルになられるあたりはジェントルで。その上モンティーユの’86とは。ましてや男性お二人でしっかりと飲み込まれるあたりが男前かと。
まあ、当然のように熟成したブルゴーニュは官能美にあふれ慌しい前半の店内を優美なアロマが包みました。そんな事はつゆ知らず、お隣ではビールしか飲まれないゲストが20:00にご予約外にてお越しになられ21:00までにメインのお肉を含めたアラカルトの対応を望まれましたが、丁重に・・・・・・・・・。
アイス・ワイン。初体験の方は感銘を受けられる方も。二度目のご所望は、スタートは「軽くシャブリで!」とのことでしたが残念ながらシャブリでも私のリストからは手は抜かれておりません。シャブリでもグラン・クリュの熟成は侮れない艶やかさを誇ります。へーゼル・ナッツやバター・スコッチのアロマは辛口ワインの代名詞シャブリの概念を覆す濃密な照りを。
そして、白桃の缶詰のシロップを洗練させたような味わいのアイス・ワインは優雅な時間を約束いたします。
深夜1:00よりご連絡も無く10名様で乗り込まれたドクターは最後の1本のボージョレ・ヌーヴォーを煽られた後マグナム・ボトルを2本。ブルゴーニュの’96のポテンシャルをまざまざと。軽やかで有りながらも中身の詰まった味わいに今宵の占めは下されました。Sommelier R