Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

世間は給料日に・・・・・・・・

今宵、忘れておりました。世間様が給料日だということを。前半はゆっくりと動き出したものの、20:30からは正しく二件目のお店といった感のお客様の出足に必死さも。4名様と8名様の受け入れに、あの手この手で策を練りながらも最終的にはお断りしなければならなかったのは5名様の一組だけでした。こちらには申し訳なかったものの、われながら付きある晩だったのでは。お一人のご常連様には、お相手できず辛さはございましたが・・・・。そんなバタバタな今宵は
・Chambertin’99 Jacques Prieure
・Chambertin’88 Dominique Laurent
・Vosne Romanee Les Malconsorts’86 Sylvain Cathiard
・Chateau Lafite Rothschild’71 Pauillac
・Almaviva’97 Baron Phillipe & Concha y Toro
・Pinot Noir’76 Robert Mondavi
・Chateau Sociand Mallet’81 Haut Medoc
・Salon’90
・Meursault Charmes’91 Comte Lafont
とにかく、いかつい今宵のグラン・ヴァン全てに対して畏敬の念を持つワインばかり。
アントナン・ロデの買収により、飛躍的にクオリティをあげたジャック・プリウール。ヴィンテージにも後押しされ偉大な特級畑の力を得ており。
あの作り手から購入したと思われる、ネゴシアンのドミニク・ローランの’88シャンベルタン。リコルク、目減り修正の為ノスタルジーには欠けるものの蓄えられた力に熟成の片鱗が。
シルヴァン・カティアール、ヴォーヌ・ロマネの評価すべき作り手の一人。出物が少なくリストに加えたくとも中々出会えないドメーヌだけに、コストは大きかったのですがトライした1本。グリオットのような酸が活き活きと、プルミエでもこの村のワインは総じて素晴らしいもので。
ご常連さんがラフィットを。何か今宵は?と思いましたが、部下の方をお連れになられていたのでそんな晩も素敵では。”抱きしめたいほど繊細な淑女”は’71ヴィンテージに、一段と感じられ。
二本目は作戦を変更すべき、中々良いセレクトだったのでは。”フィガロの結婚”の好色漢は濃密でパワフルな、そのもので。