Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

今宵バタバタ申し訳なく

土曜日の今宵、予想通りの慌しさに嬉しさもありながらもお料理の時間の難しさに21:00までのお客様には随分とご迷惑も。それも含めて他のゲストにも影響があり申し訳なく。今月よりワインバーだけの体制になり、シェフの紺野くんには大変なのは承知の上で課題を与えられ続ける集中するお客さまのご来店は私自身至らぬ内容に反省点が山積みでした。
ですが、個人的には改善点はあるもののこれが私どものスタイルでクリアできないものは制限などもつけていきたく。なにせ三分の二の今宵のゲストは、予約はなくまたは当日のご予約でしたのでシェフには酷な準備態勢だったのでは。そんなこんなで今宵は
・Nuits St Georges’96 Lecheneaut
・Volnay Caillerets’96 Pousse d’Or
・Cremant d’Alsace Marcel Deiss
やや過熟ぎみの近年人気のドメーヌ。ワイン漫画の影響も大いに感じられる作り手ですが内容も確かに段々良くなる印象には流石に目の付け所は素晴らしく。ですが、この辺りのヴィンテージには熟成感を愛でる部分が大半で。ピュアなピノ・ノワールのイメージではないような・・・・・・・・・。
お久しぶり、本当にお久しぶりの「ワイン王国」の編集長さんは今宵も馴染みの舞妓ちゃんと。ブルゴーニュの彼はやはりプライス・ダウンされた特集よりお利口なプスドールを。先のレシュノーさんには悪いけどステージの違いは明確で。プライスも違うけどワインの世界は悲しいかな数字は大きく裏切らないかと。
昨年シャンパーニュでお世話になったムッシュ上田が、ご足労を。静かな物腰の彼は西村さんと私とは対照的でどこか気になる存在。新たなエージェントを立ち上げた彼のワインを肩入れします。もちろん西村さんを通じて。エゴの塊のような私のワイン・リストがまたまた偏る可能性もございますが、良い形でバランスも取れるかも。もちろん、上質な味わいのものに限られますが。そんな彼に振舞ったのが、国内未入荷のダイスのクレマン。貴重なサイン・ボトルは西村さんのお土産でしたが、アルザスらしいほのかな甘みが好印象のアペリティフには最適な、バタついた私には喉を潤す魅惑的な1杯でした。
それから、イタリア土産のリモンチェッロありがとうございました。今宵のお疲れさんアイテムのトリを飾ったのは言うまでもありません。